ポルシェ　９１１（996）ウインドウレギュレータ交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回は、ポルシェ911（996型）のウインドウレギュレーター交換作業についてご紹介いたします。

経年劣化や使用頻度により、窓の開閉がスムーズに行えなくなることがあり、特に996型ではウインドウレギュレーターの不具合が比較的多く見受けられます。

ウインドウレギュレーターの交換に必要な工程として、まずは内張りを丁寧に取り外していきます。

作業前に、工具が接触する可能性のある箇所へ、あらかじめマスキング処理を施しました。

内張りの取り外しが完了いたしました。 続いて、防音・防水シートを慎重に取り外し、内部構造へのアクセスを進めてまいります。

レギュレーターの交換作業にあたり、ガラスを一度取り外す必要があるため、丁寧に取り外しを行い、内部のレギュレーターへアクセスいたしました。

新旧部品の比較画像をご覧いただくと、矢印で示した箇所のプラスチック部が経年劣化により破損しており、それによりスプリングが伸びてしまっていることが確認できます。 このような状態では正常な動作が困難となるため、部品交換による対応を実施いたしました。

こちらのポルシェ911（996型）は、ウインドウガラス上部にフレーム（冊子）がない構造のため、ガラスの位置調整を正確に行わないと、ドアの開閉時に違和感が生じる場合がございます。 そのため、交換作業後にはガラスの高さや角度を細かく調整し、スムーズな開閉と密閉性を確保しております。

そのため、ガラスの位置を慎重に調整し、最適な状態に整えたうえで、無事に復元作業を完了いたしました。 ドアの開閉もスムーズに行えるようになり、機能面・見た目ともに良好な仕上がりとなっております。

今後も快適にご使用いただけるよう、引き続き丁寧な対応を心がけてまいります。何かございましたら、いつでもお気軽にご相談くださいませ。

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