- その他修理・整備
- ホンダ バモス
- 作業時間:5時間
2014年10月13日 19:08ホンダ バモス エンジン不調
こんにちわ
早川自動車、オークションカーライフの遠藤です。
ここ最近朝や夜は肌寒くなって、昼は暑い日が多いので皆さん風邪などひかないよう
体調管理にはお気を付け下さい。
それでは本日の入庫車両なんですが、
エンジンの調子が悪いということでホンダのバモスが入庫しました。
さっそく症状を確認させて頂くとアクセルを踏み込んでもエンジンがうまく吹け上がらなくボソボソなってマフラーに何か詰まっているような感じの症状です。
今回のブログの内容は少し難しい内容になりそうですが…(*_*)
誰が見てもなるべくわかりやすく理解していただけるように頑張ります!
それではさっそくエンジンルームを開けて点検します。
バモスはエンジンが荷台の下にあるタイプなので後部座席を折りたたんで荷台のマットをはがしてカバーを開けるとようやくエンジンが出てきます。
まずはエンジンを目視で点検しますが特におかしなところもない感じです。
少しばらしてみました、
写真の上の方に3本写っているのがイグニッションコイルと言って車の12V(ボルト)の電気を2~3万V(ボルト)まで増やして写真の下のほうに写っているプラグに送るもので、エンジンに刺さっています。
下のプラグというのはガソリンに火花を飛ばして着火させるものです。
たぶんみなさんが乗っている車にも付いていると思います(^_^)
どちらも消耗品なので距離を多く乗ったり、車の年数が古くなったりすれば故障しやすくなります。
外して点検してみると本来は乾燥していないといけないプラグとイグニッションコイルが
エンジンオイルでベトベトになっていました。
これは怪しいと思いもう少し点検してみると
写真の下の方に3か所穴の開いている所がプラグホールという
イグニッションコイルとプラグが刺さっている場所になります。
エンジンの中はエンジンオイルが循環しており、どうやら今回はそのエンジンオイルがプラグホールに漏れ出してしまい、イグニッションコイルがプラグにうまく電気を送れずにエンジン不調になったんだと思います。
エンジンオイルが漏れ出した原因は、車のエンジンは多くの部品で構成されており、
その接合部分にエンジンの外側やプラグホールなどにオイルが漏れないように
ゴムのパッキンが付いていて、プラグホールのパッキンが劣化してオイルが漏れたんだと思います。
結局難しい説明になってしまいましたが((+_+))
原因がわかってしまえばこっちのものです( ゚∀)キタ!!( ゚∀゚ )キタ━━━
じゃんじゃんばらしていきます
今回は距離が10万キロになるのでついでにタイミングベルト類も一緒に交換させて頂きました。
同じ場所もばらすので工賃がお値打ちになりお得に整備できます。
プラグホールのパッキンは2ヶ所あるので交換していきます。
エンジンをだいぶばらばらにしないと交換できない場所にあるのでなかなか大変な作業です。
ばらしたり組んだりする手順を少しでも間違えるとエンジンを壊してしまったり逆にオイル漏れの原因になってしまったりするのでものすごく慎重に丁寧に作業させて頂きます。
タイミングベルトも同時進行で交換していきます!
名前を聞いたことがある方も多いと思いますが写真のぼこぼこしたこぶが付いているベルトが
タイミングベルトです。
距離が10万キロになると劣化して切れてしまいエンジンを壊してしまう恐れがあるので交換が必要になります。
最近の車はゴムのベルトではなく金属のチェーン式に変わってきており基本的に交換しなくても大丈夫になってきています。
タイミングベルトの交換も手順を間違えたりするとエンジンを壊してしまう危険性がある大変な作業ですので慎重に進めていきます。
こちらがウォーターポンプです。
何かというと熱くなったエンジンを適温まで冷やしたり、
暖房で暖かい風を出したりするために必要なエンジン冷却水(クーラント、LLCなど呼び方いろいろある)
を循環させるためのポンプです。
タイミングベルトでエンジンの回転に合わせて回っていて年数と距離とともに劣化して
ポンプから冷却水が漏れてきたり、異音がしたりしてきます。
交換はタイミングベルトを外さないとできないですし、
距離が10万キロだと今は正常でもだいぶ劣化していますし
後からウォーターポンプだけ交換するとまたタイミングベルト交換の工賃が発生してしまい
高額になってしまうのでタイミングベルトと同時交換で変えてしまいます。
作業も折り返し地点を過ぎようやく終わりが見えてきました(●^o^●)
タイミングベルト以外にも車には補機ベルトというベルトも付いており
車のハンドルを切るのを軽くしたり、エアコンが効くようにしたり、
車で使う電力を発電させたりする装置を動かしているこちらも重要なベルトになります。
ようやく終わりました( ● ´ ー ` ● )
なかなかの重整備でしたが何事もなくスムーズにできたと思います。
組み終わった後はしっかり確認、試運転させて頂き内外装出来る限りきれいに掃除させて頂きました。
高額な整備で交換した所も多かったので
作業前のお見積りでご説明はさせて頂きましたが、
納車時にもお客様にはしっかりご説明させて頂きご理解いただいたうえで納車させて頂きました。
お客様も今回の作業の必要性にご理解いただき大変ありがたく思います。
納車時は調子のよくなってきれいになった車で気持ち良く帰って行かれました。
どれだけ整備の技術があってもお店の対応がよくないとお客様はいい気はしないと思うので
早川自動車、オークションカーライフは整備の技術は勿論のことわかりやすい説明や、お客様の為になる整備をこれからも続けていきたいと思います。
どんな小さなことでもお車のことでお困りのことがあれば何でもまずご相談していただければ
皆様のお力になれるかもしれませんので何でもお気軽にご相談ください。
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成20年 | メーカー・ブランド | ホンダ |
---|---|---|---|
車種 | バモス | 型式 | ABA-HM1 |
店舗情報
- 早川自動車株式会社
- 認証工場:岐第6557号
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- 4.70
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