- 電装系修理
- ホンダ N-WGN
- 作業時間:4日間
2024年02月15日 19:10平成27年式 JH1 ホンダ N-ワゴン エンジンチェックランプ点灯 P1659【DBWリレー電源OFF故障】【ECU故障】広島市 西区 中広 観音 横川 中区 南区 東区 安佐南区 安佐北区 安芸区 持ち込み取付
走行中突然に「エンジンチェックランプ点灯と共にアクセル操作が全く効かなくなる」という症状でご入庫のN-WGN(JH1-120番台)です。
診断機にて【P1659 DBW(ドライブバイワイヤ)リレーの故障】と【ECU故障】の2つがDTCとして残っていました。
ただ、この時はアクセルも通常通り作動し、走行も可能な状態です
診断機にてリセットする事にしました(本来リセットはせず診断を進めていくのですが、全てが正常な状態の為リセットします)
リセット後、普通に走行できます。。。
翌朝エンジン始動。 直後にチェックランプ点灯!
診断を進めて分かった事
①キーON(エンジンは始動せず)ではすべての回路が正常
②エンジンが始動すると直後に症状発生
③アイドリングで10秒経過すると正常に戻る
④一度正常に戻ると、3時間経過しないと症状が出なくなる
診断を進めること1時間・・・
診断結果、ECU内部のDBWリレー信号線 トランジスタの作動不良又は、トランジスタへの信号が来ていないのどちらか。
(簡単に書くと、DBWリレー単体は接触不良等なく正常、他常時電源・リレースイッチ作動後電源供給OK、リレー信号線への12V正常、ECUまでのリレー信号アース線12Vから0Vへ変わり正常)
このDBWリレートランジスタの作動条件をメーカーへ聞くも「ECU内部の作動条件までは分からない」との事。
うーん。
ECU交換で!
治らない!!
まじか!!
困った!本気で困った!
手あたり次第関連するリレーを交換して行くが全く症状が治らない。。。
悩みに悩んで、ふと思い出したのがニッサン車・ホンダ車でちょこちょこあるECUへのノイズ故障。
ダメもとでイグニッションコイル交換してみるか!?
1番、、、
2番、、、
3番!?え!
原因はイグニッションコイル3番の破損。
ECUへの故障入力理由は恐らくですが2パターン
1、イグニッションコイルの破損部分からECUへノイズとして変な信号が入りフェイルセーフがかかった
2、ECUがイグニッションコイルの故障を検知し、DBWリレートランジスタをOFFにした
結果としてイグニッションコイル破損だったのですが、、、!
じゃー!診断機にイグニッションコイル故障のエラーコード出してや!と思った!
データロガーにも失火カウンター0で正常値!
ここまで破損しといて失火0って!?
でも、常信のレベルがまた上がったので良しとします(笑)
診断機のデータロガーにも乗らないちょっと変わった故障でした
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成27年 | メーカー・ブランド | ホンダ |
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車種 | N-WGN | 型式 | DBA-JH1 |