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新車の納車前作業で下廻り塗装による防錆処理をしました。使用する材料はスウェーデン製のノックスドール1100です。ここ岩手のような雪が多く降る地域では、冬場に塩化ナトリウムなどが主成分となる「融雪剤」が道路に多く散布され、凍結路面でのスリップ事故を防ぐための対策をしています。その影響で、車両に錆や腐食が発生しやすく、車両の骨格であるフレームやタイヤ廻りが錆びて弱くなっていくために、新車から数年で安全に問題がある状態になる場合があります。

新車の状態では、下廻りの部分は銀色の鉄板色をしていますが、この部分に防錆剤をスプレーガンで塗布していきます。

まずは、防錆剤をかけてないけないボディや下廻りの部分にマスキングしていきます。

防錆剤をスプレーガンで塗布した後です。銀色だった部分が黒い素材でびっちりと塗られています。

粘土の高い素材なので、ゆず肌のようにブツブツと厚く被膜して、下廻りの鉄板を保護して錆を予防します。

この後は、ノックスドール700で内面防錆処理です。ドアの内部や、フェンダー内部、下回り内部などへの融雪剤の侵入による錆を防ぐために、ノズルを鉄板と鉄板の内部に差し込んで防錆施工します。

車が新しい段階でこの施工をすることで、車両の耐久性や安全性が格段に伸びます。

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