蒲郡　幸田　西尾　吉良　トヨタ　ハイエース　オーバークール　サーモスタッド交換　DPF頻繁に点滅　エンジン温まらない　一般修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

平成２９年式　トヨタ　ハイエース
DPFが頻繁に点滅してヒーターも温風が出ないと修理のご依頼をいただきました。
症状的にはオーバークールで間違いないと思いましたがお客様は止まっていればエンジンは温まるのに何で？と疑問に思われていましたので診断機のモニターを使いながら少し解説してみたいと思います。
サーモスタッド交換済みですので正常な状態です。
アイドリング状態です。
エンジン水温８５度ラジエーター水温７５度
電動ファン停止。
アイドリング状態でスムーズに水温上昇し７５度まで上がりましたがまだ電動ファンは回っていません。

アイドリング状態
エンジン水温８５度
ラジエーター水温７６度
電動ファン回りました。
つまりラジエーターの水温が７６度で電動ファンが回ります。
ここからラジエーター水温がある一定の温度まで下がるまで電動ファンが回り続けます。

アイドリング状態
エンジン水温８５度
ラジエーター水温６１度
電動ファン停止
アイドリング状態ではこれ以上水温は下がりませんでした。
電動ファンはラジエーター水温が６５度くらいの時には止まりましたがここまで水温が下がりました。

試運転中
エンジン水温８５度
ラジエーター水温４６度
電動ファン停止
少し走るだけでラジエーター水温が大分下がりました。
ここまでエンジン水温は８５度をずっと維持しています。
サーモスタッドが閉じていることでエンジン側とラジエーター側をしっかり切り離しているのでエンジンを早く温めることができるようになっています。
サーモスタッドが開きっぱなしになるとここまで水温の下がった冷却水がエンジン側にも回ってしまいますのでオーバークール状態となってしまします。
DPFは作動条件にエンジン水温７５度以上や排ガス温度２４０度以上など温度条件も含まれますのでオーバークールだと内部の煤が焼ききれなくなり頻繁にDPFランプが点滅または点灯してしまう原因となります。

資料などを用いることでお客様ご自身にご説明しやすくなりますしお客様も車の知識が深まりお車のトラブルを予防することにもつながると思います。
以上ことをご説明いたしましてご理解いただけました。
ありがとうございましたまたのご利用お待ちしております。
車屋Wakimoは蒲郡、幸田、西尾、吉良町の境に位置しており新車・中古車販売、車検・点検整備、一般修理、カーコーティング、板金塗装など愛車のトータルサポートを得意としている車屋さんです。
車屋Wakimoをよろしくお願いいたします。

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