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スズキ　ラパンSSが入庫しました。
エアコンをONにするとエンジンが止まってしまう症状です。
まず疑ったのは、吸気関係です。
スロットルボディの汚れやセンサー系の故障が原因でエンストしてしまうのではと思いました。
ですがコンプレッサーに触ると原因がすぐに分かりました！
マグネットクラッチが固着していて、ONにするとそれが抵抗となりエンジンを止めていたようです。
早速リビルト品を発注しました。

コンプレッサー交換するにはバンパーを外す必要があります。

バンパーを外すと作業スペースが確保できます。
配管内に残ったガスを回収して、コンプレッサーを取り外していきます。

Oリングも同時交換しましょう！
組み付け用エアコンオイルを少し塗ってから差し込みます。
ベルトを張って各部締め付け確認をしてコンプレッサー交換は完了です。

続いてエキスパンションバルブを交換します。
スズキ車はここからガス漏れをしている事が多いです。
こちらの車両は漏れていませんでしたが、この機会に交換しておいた方が良いので換えておきましょう！

Oリングも４つ必ず交換しましょう！

エアコントラブルとは無関係ですが、アイドリングが低い状態でした。
スロットルバルブの清掃と、スパークプラグの交換をします。
インタークーラーを取り外します。

右が外したプラグです。
交換時期ですね！

最後に真空引きを行い、漏れ箇所がない事を確認してからガスを入れていきます。
冷え具合とマニホールドゲージを確認しながら規定量を充填します。
最後にバンパーを取り付けて作業箇所の最終確認を行い作業終了です！

コンプレッサーONでもエンストする事はなくなり、アイドリングも規定値まで上がりました。
エアコン関係の修理は高額になりがちですが、今回は最小限の内容で対応させていただきました。
ラパンSSは良い車ですね！オーナーさんも大切にされているのが伝わります(^^)
またのご来店お待ちしております。
ありがとうございました。

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