ちょっとブレイク。ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤって？｜車検・点検・修理のグーネットピット

ちょっとブレイク。
今回は、ご依頼の作業ではなくノーマルタイヤとスタッドレスタイヤについてです。

皆さん、「ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤの違いってなんだろう？」と思ったことありませんか？
ノーマルタイヤ（夏タイヤ）とスタッドレスタイヤ（冬タイヤ）には大きく分けて３つの違いがあります。
１　溝の深さ
２　溝の細かい切れ目
３　ゴムの柔らかさ
どれもスタッドレスタイヤの方が１深く　２細かく切れている　３柔らかい
となっています。
これは、スタッドレスタイヤが雪や氷の上でもスリップしないように作られているからです。

以前、冬タイヤは金属鋲を打ち込んだスパイクタイヤが主流でした。
非常に強いグリップ力があったのですが、雪や氷のない乾いた路面では、スパイクがアスファルトを削ってしまい、粉塵公害の原因となったため、１９９０年以降は、一部例外はありますが、使用が禁止されました。
そのようなこともあり、鋲（スタッド）のないタイヤ、スタッドレスタイヤが急速に普及し現在に至っています。

上記の写真、どちらがスタッドレスタイヤだと思いますか？
ノーマルタイヤは溝が浅くスッキリとした見た目なのに対し、スタッドレスタイヤは、溝が深くて多いので、ゴツゴツとした印象があります。
なので、正解は右がスタッドレスタイヤ、左がノーマルタイヤとなります。
正解されましたか(^^)

一番簡単な見分け方としては、タイヤの側面に「ＳＴＵＤＬＥＳＳ」と表示されていればスタッドレスタイヤとなります(^^;)

あと、冬にスタッドレスタイヤに履き替えたまま夏を迎えている方いませんか？
それは大変危険です！
スタッドレスタイヤは、グリップ力を強くするため、前述で述べたように、ゴムが柔らかくなっていますが、熱には強くありません。
夏は外に駐車しているだけでも直射日光に当たり温度が上昇するし、真夏の道路を長い時間走行すればタイヤもかなり熱を持ってしまいます。
ただでさえ熱に弱いスタッドレスタイヤで走行していると、タイヤが劣化している場合、走行中に突然バーストする恐れがあります。
また、転がり抵抗の高さから、燃費が悪くなったり、熱によって摩耗が早くなるなどのデメリットが生じます。

事故などを避けるためにも、スタッドレスタイヤはあくまでも「冬用タイヤ」として使用し、冬を過ぎた後には、ノーマルタイヤに履き替えるようにしてください。

今回は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

寒い日がまだ続きます。
路面凍結等の対策としてスタッドレスタイヤへの履き替えなどをお考えでしたら、是非お声掛けください。お待ちしております(^^)/

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