ＭＩＮＩ　ライト・ウィンカー類修理・整備｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回ご依頼いただいた車両はMINIです。
メーターの下に物を落としてしまい、手を入れてゴソゴソすると何かがパチといってからヘッドライトやウインカーがつかなくなったとのことでした。
走行途中でしたので保険会社のロードサービスに連絡後、自社レンタカーを出してレッカー引き取りした車両になります。

早速ヒューズボックスから見ていきます。まず、導通から見ていきます。ひとつ導通が取れないヒューズがありました。ヘッドライトのヒューズが切れています。
車両自体新しい物ではないのでヒューズひとつ、配線一本が故障の原因になります。

次にヘッドライトまわりのスイッチや、配線を見ていきます。画像はないですが、スイッチ裏もチェックします。

怪しいところを発見しました。
配線のスリーブが焦げています。

ここまでスリーブが焦げるということは当然配線も焼けてしまっています。

スリーブを剥がしてみました。このようにスリーブの中の端子が錆びて接点不良を起こして小さい火花が出たり、抵抗値が増えて熱をもつことにより焦げたことが想像できます。

焦げた配線をカットして新たに端子を圧着して取り付けます。

その上から熱収縮チューブを被せてヒートガンで温めてチューブを縮めます。

ヘッドライトの配線は3本あったので3本とも端子交換後に熱収縮チューブで被覆したあと、絶縁テープでしっかり絶縁処理をします。

そしてヘッドライト点灯を確認後、ヒューズが切れないことも確認します。

次にウインカーの点検をします。まず、点灯の確認をと思いウインカースイッチ、ハザードランプスイッチをみていきます。
ウインカースイッチは、ハンドルの根本についています。動きが悪くなっています。左ウインカー方向はカチンと手応えがありますが、右は方向はカチンといかず戻ってきます。

中のスプリングが曲がってしまっていて接点移動用のボールが違うところにいっていました。この部品も経年劣化だと思われます。

ハンドルを抜いてスイッチを交換しました。

ハンドルがないとなんかスッキリしてます！

組み付けていきます。

完了です。作動確認して作業完了かと思いきや、あれやこれは出てきたので続きは次の投稿にします。

ありがとうございました。

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