日産　J31　ティアナ　エアコンが効かない　エアコン修理　エバポレーターもれ　電装系修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

みなさまこんにちは

今回は日産ティアナ　Ｊ３１　エアコンが効かないとの修理のご依頼です。

梅雨が明けて暑くなってきました。
エアコンが調子の悪い方はお盆休みもあるので、ご注意ください。

エアコンの効かなケースの故障個所ランキングでいうと圧倒的にコンプレッサーの不具合が多かったのですが、今年は最近あまり壊れないな～と思っている個所が２回連続で入りました。

今回も目視でまずはコンプレッサーが回っているかを確認します。
コンプレッサーは回っていたので、次はマニホールドゲージを接続してみていきます。

つないだ結果全体的高圧低圧両方圧力が低く、ガス漏れによる冷媒不足が考えられるので、一先ずガスを入れてみました。

クーラーガスを入れてみた結果、エアコンは正常に効き、圧力も清浄になりました。
全く冷たい風は出ていなかったのと、お客様曰くちょっと前から効かなくなったとのことで、どのくらいのペースで漏れているのかが気になるところですが、一先ずどこから漏れているかも重要なので漏れている個所を探してみます。

日産車はクーラーガスの中に漏れたときにわかり役位様に蛍光剤というＵＶをあてると光る蛍光塗料が新車から入っているので、比較的漏れ探しは簡単です。

上から見て蛍光剤が光っている個所はなかったので、一先ずリフトで持ち上げて下側を見てみようと持ち上げ始めた時点で、床に落ちたクーラーの排水から黄色になんとなく光るのが混ざっていたので、今年２回目のエバポレーターの交換の予想で持ち上げてＵＶランプをあててみたらドンピシャです。

かなり怪しい写真にも見えますが、家庭用エアコンでも排水が出てきますよね。
そこの部品から排水と一緒にガス漏れで出たリーク剤が流れて出てきてる状態です。

通常ＵＶの懐中電灯で見るのですが、電池が切れていたため、鈑金で使うＵＶパテのＵＶ照射機をあてたので、かなり広範囲で紫になっているので、ちょっと怪しく見えますが、写真の真ん中よりちょっと上の蛍光の黄色に見えるところがドレンの穴で、水が垂れているのがわかるともうのですが、その水もちょっと黄色く見えるので、結構な量が漏れてると予想できます。
しばらくかけておいて、様子を見ると何時間かでマニホールドゲージの圧力に変化が出たので、要交換と判断しお客様に見積もりをご案内し、ご了承いただけたので、作業に入りました。

エバポレーターの交換は最近やったのは事故をした車の修理の時に交換してるのですが、漏れによる修理は記憶にないくらい久しぶりです。

エバポレーターは通常ナビなどの裏側にあり、作業性はあまりよくありません。
内装をどんどんばらしていきます。

今見えている白い部品はブロアモーターと外気の取り入れ口がひとまとまりになっていて、お客様の中ではご自身でやる方もいらっしゃると思いますが、位置的にはグローブボックスの裏側で、エアコンフィルターの格納されているところでもあります。
見えにくいのですが、この部品の右側の黒い部品がエバポレーターとヒーターコアという暖房に使う装置が入っている箱の中に入っています。

矢印の上の部品がエバポレーターでここにも蛍光塗料がべったりついているのがわかります。

外したところのケースの中を撮るのを忘れてしまったのですが、中は結構ひどいことになっていました。

これがエバポレーターでしたが古いもの、上が新しいものです。
周りのクッション材を張り付けて戻して完成です。


お客様もコンプレッサーがダメだとどこかで言われていたようで、コンプレッサーは大丈夫かと心配されていました。年式と走行距離的には壊れてもおかしくないのですが、ガスチャージ以外は重複する作業は無いのと、今しっかり聞いているので無理に変えることはなく、壊れたら交換ればいいと思いますよとお話ししてご納得されてお帰りになりました。

エバポレーターの交換、エアコンが効かないなどのトラブルは東京大田区のコイドリペアリングまでご依頼ください。

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