アウディQ7 タイヤ交換＆クローンTPMSの作成、取付｜車検・点検・修理のグーネットピット

アウディQ7のタイヤ交換をしました。
お客さん持込みのスタッドレスタイヤを純正20インチに組替えます。
事前のヒアリングにて、21インチの純正ホイール＆タイヤを購入し、それにヤフオクで購入したTPMSを取り付けたところ、車両側が読み込まなかったとの事をお聞きしました。
ウチで推奨している社外TPMSをお勧めしたところ、使えるならとご購入頂きました。
今回の作業はスタッドレスタイヤの交換と、増設した夏用タイヤに付いているTPMSの取り替えです。

まずはスタッドレスの交換から。
純正のホイールから夏タイヤを剥がし、中古のスタッドレスを組み付けます。

スタッドレスの方は、回転方向のあるパターンになっています。
夏タイヤを見ると外減り傾向にありますので、組み付けるタイヤも溝が残っている方を外側にして組ませて頂きました。

チェンジャーにセットし、バラします。

バラしました。
リムにこびり付いたゴムを削ぎ落とし、綺麗にします。

組み付けるとこんな感じです。
あとはバランス調整をし、こちらは作業完了となります。

元々付いていた純正ホイールにスタッドレスを組み終えたら、
そこからTPMSのIDを抜き出して、クローンTPMS製作の準備をします。

↑こちらが、今回取り付ける社外品TPMSです。
MOBILETRONのMORE SENSORという商品です。
このメーカーの売りは、動作確認が保証されている車両がメーカーからしっかりとアナウンスされている事です。

ヤフオクで出ている商品は『純正に準じたOE』など、濁したワードを使っているので、100％使えるか判断し難いです。

↑吸い出したIDを社外TPMSに入れ込みます。

現車からタイヤを外し、ホイールからバラしました。
不安定な社外TPMSを外し、今回複製したTPMSに交換します。

こちらがMORE SENSORです。

タイヤを組み付けたら、車両に取り付けて作業完了です。

お客さんに試運転に出て頂いたところ、すぐファームアップして空気圧表示が出たとの事で一安心しました。

ヤフオクで購入されたTPMSはオーテル製ですが、こちらも相性が良くない様ですね。

お客さんが購入した販売店にTPMSのIDが読みこまないと問い合わせたそうですが、1週間様子を見てくれと言われたそうです。
通常ですと、TPMSの初期化をし、だいたい5、6分もあればIDを読みこんでファームアップするものなのですが、
そういう物に対して、読み込みに1週間もかかると言うのもおかしな話だと思います。

返品可能でも、こういう商材は実際に付けなければ使えるかわからないですし、一
度付けると、外す時にも工賃がかかってしまうので、使えないまま泣き寝いりしてしまうお客さんもいらっしゃいます。

少し足は出ますが、輸入車の純正のセンサーよりははるかに安く手に入りますので、ヤフオクで廉価品TPMSの購入を検討されている方は、この記事を見て一度思い止まってみて下さい。

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