ゴルフGTI タイヤ交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

ゴルフGTIのタイヤ交換をしました。

お客さん持込みで、ピレリのP-ZEREOを装着します。
サイズは225/35R19です。

色々と訳ありの様で、今回依頼を頂きました。

チェンジャーにセットしてバラします。

依頼を受けた時に状況をヒアリングしたのですが、
パンクをしてしまい、某ガソリンスタンドにて修理をしたそうです。

写真の様に、外から修理部材を入れ込む修理を外面修理と呼びますが、場所的に写真の様な外面修理はNGです。

というのも、タイヤの肩の部分というのは、骨の役割をしているカーカスコードが薄いので、外から穴を広げる様な修理をすると、車重の負荷で修理箇所が潰れてしまい、穴が余計に裂けて漏れてしまうのです。

肩の部分は、一度タイヤをバラし、走行状況や刺さっている物の角度等を確認した上で、内側からパッチを充てて修理するのがセオリーです。

で、この修理した場所から案の定エアーが漏れてしまい、同じスタンドでやり直してもらったそうです。
やり直しとはいうものの、同じ場所に同じことをするので逆効果ですね。
余計に酷くなり、結果交換を勧められ、同じタイヤをスタンドで購入されたそうです。

バラしてみると、何度も外部から修理材を刺した痕が見られました。
3回ほどでしょうか...。
ウチらの業界からするとこんな修理はありえないですね。
修理した側の過失だと思いますが、お客さんへは「刺さった場所が悪い」とはっきり言ったそうです。
で、代わりの新品タイヤですが、いざ交換しようとしたら、ウチでは出来ないと断られたそうです...。

こんな修理をしたあげく、売ったタイヤを組めないから他で交換だけしてくれとか、ちょっと理解ができないですね...。

お客さんに、ただただ同情するばかりでした。

組み上げてわかる様に、225の35偏平なので、
タイヤはかなり硬く、慣れていない方の交換時のリスクは高いです。
餅は餅屋とは良く言いますが、自動車関係はそれぞれの分野に得意なお店がありますので、そういう所に入庫すると後悔はないかなぁと思いますね。


お客さんも不安が消えてスッキリしたと、喜んで頂きました。

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