95プラド　タイヤ組み付け｜車検・点検・修理のグーネットピット

お客さん持込みで95プラドのタイヤ組み付けをしました。
持ち込まれたホイールに、持込みタイヤを組み付けて、車両へ取り付けます。

レイダーのレネゲードR7 M/TのLTサイズで、ホワイトレターです。
サイズは265/75R16になります。

組み上げるとこんな感じですね。

デカい...(^◇^;)

そしてバランス調整ですが、
まぁ、予想はしていたのですが、
1本だけ、かなり大きいアンバランスが出ました。

アウト側270g
イン側165g
かなり大きいです。

大きめで、重い4WD LTタイヤはアンバランスが大きくなりやすい傾向になりますが、
それでも270gはかなり大きいですね(^_^;)

他の業者さんなら、ここで普通に270gのバランスウェイトで相殺するでしょうが、
16インチで、270gのウェイトを貼り付けようとすると、ホイール半周くらいウェイトが埋まってしまい、見た目がかなりみっともなくなる上、相殺するウェイトが大きければ大きい程、溝が減った時のアンバランスの誤差が出やすくなってしまいます。

ウチは、ここでひと手間加えます。

腕の良いタイヤ屋さんは、タイヤに付いている軽点(黄色い点)をエアーバルブの位置に合わせて組みます。
もしくは、ホイール側にユニフォミティマークがあれば、タイヤ側のユニフォミティ(赤い点)を、そこに合わせて組みます。

軽点は、タイヤで1番軽い場所です。
それをホイール側の重い場所に合わせます。

ユニフォミティは、点同士を合わせるとブレが最も低くなります。
しかし、ユニフォミティが付いているホイールは少なく、バランサーで探るのも一度組んだりバラしたりしないといけないので、大概軽点合わせをします。

この軽点が軽点でない事が、ごく稀にあるので、タイヤの位相をずらして、
軽点を逆の位置に持っていきます。

そうすると、重さの位置関係が逆になるので、アンバランスが下がる可能性があります。
とは言いますが、経験上、大概下がりますね。

位相ずらしを行なった後のアンバランスですが、
アウト側は170gになり、イン側は110gになりました。
軽点を逆にした事により、アウト側は100gも落ちました。

おそらく、これ以上良くはならないと思いますので、
このままウェイトを貼り、調整したいと思います。

車両に取付けました。

95は無骨さが似合いますねd(^_^o)
カッコよくなりました。

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