フォルクスワーゲン ゴルフGTI タイヤ交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

ゴルフGTIのタイヤ交換をしました。

↑交換理由ですが、
ホイールリムと、タイヤのビード部との嵌合不良により、エアー漏れを起こしていました。
メーカーから、保証対応しますとの回答がありましたので、こちらを新品に交換します。

まず、漏れている原因を探らないといけませんので、エアーが漏れている範囲を白いチョークで線を引き、マーキングしました。

ビードを落とし、チェンジャーにセットしたら、
バラす前に該当箇所をプレスアームで押し込んで、中の様子を見ます。

ビード部に識別用のバーコードが貼り付けてあります。
メーカーによって、表側や裏側に付いていたり、
貼り付け形態も、ステッカーやQRコード転写式等、色々とありますが、中でもステッカータイプのバーコードに関しては、このバーコードが原因で稀に嵌合不良を起こし、エアーが漏れます。

このバーコードですが、メーカーによって粘着力が強すぎて剥がれないものがあり、至極面倒なのです。
無理矢理剥がそうとするとビードを痛めてしまったりするので、注意が必要です。

国内メーカーで、こういうケースがよくあるのが、ブリジストンとダンロップです。
ブリジストンは表側に必ずあります。
今回トラブルがあったのはピレリになります。

リム掃除をしてから、235/35R19の新しいピレリ P-ZEROを組込みます。
ビードアップ前に、ビードシーラーという溶剤を新品タイヤのバーコード部分に塗布します。
リムからのエアー漏れを止める溶剤ですが、苦肉の策ですので、本来ならあまり使いたくありません。
次回のタイヤ交換時に、これを完全に削ぎ落とすのもかなり大変ですしね(^^;)
ですが、今後のトラブル回避の為、念には念を入れ対処します。

ビードアップしました。
わかり易い様に、エアーバルブの対角にバーコード部が来る様に組込みました。
現車装着前と試走後にエアー漏れもチェックし、問題無い事を確認しました。

年に数回、こういうケースを拝見します。
タイヤ屋さんからのアドバイスですが、外傷が無く、エアーが漏れてくる様な事がありましたら、まず石鹸水を用意し、泡が立たない様にリムに流し込んで下さい。
漏れていればクリーム状の白い泡が出てきます。
もうひとつ、エアーバルブのキャップをはずし、エアー吸入口と、バルブの根本に石鹸水を吹きかけましょう。
意外とこういう所が原因で漏れている事が多いですよ。

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