ポルシェ911 GT2 RS タイヤ組付け｜車検・点検・修理のグーネットピット

ポルシェ911GT2の純正マグネシウムホイール(新品)にタイヤを組付けてきました。

本国BBS製のポルシェ純正センターロック式マグネシウムホイールです。
リアは21インチで幅は12.5Jもあります(^_^;)
対して、フロントは20インチとリアに比べると小径になっています。
フロント用ホイールはめちゃめちゃ軽いです！
こちらに、ポルシェからメーカー認証が取れている、ダンロップのSP SPORT MAXX RACE2(N1)を組込みます。
サイズはフロントが265/35R20で、リアは325/30R21と破格のサイズになっています。

BBSはドイツのメーカーですが、BBSの日本法人であるワシマイヤー製のものと比べると、本家の方が仕上がりは見劣りする部分があったりしますね。
リムの内側なので、タイヤを組むと見えなくなりますが、
製造ラインの過程で、ロボットがホイールを掴んだ際に塗装が剥がれてしまったと思われる箇所が多々見られました。
依頼されたお客さんは、欧州車の部品の質がわかっている方でしたので、その辺の話は実にスムーズに出来ました(^^)
ビードの当たり面より下なので、漏れの心配も無いでしょう。
表側の目に見える部分の塗装処理はかなり綺麗ですd(^_^o)

近くで見ても遠目で見ても太いですね(^_^;)

純正のTPMSです。
トヨタ、日産は一部セパレートですが、欧州車は全てバルブ部とセンサー本体はセパレートになります。

ポルシェもそうですが、輸入車の純正TPMSはかなり高額です。
こちらも一式で10万オーバーです(^◇^;)

以前、アウディ用の純正TPMSの値段を調べましたが、そちらはポルシェと違い、バルブとセンサー、固定ビス、3種個別に部品が発注できますが、10mm程の固定ビスが1つ￥1000もしました！(◎_◎;)
アウディも一式揃えると仕入れで10万超えます。

この値段設定のせいで、輸入車オーナーさんで廉価品のOEセンサーを買う方が多くみえますが、電波が弱い個体があったりするので、気を付けた方が良いです。

うちの診断機だと、取付ける前に車種との相性と言いますか、電波の強弱がわかりますので、ダメな個体は取付ける前に確認できます。
確認だけの依頼も承っております。

先に専用のエアーバルブを取り付けます。

バルブの後ろ側に雌ねじが切れているので、専用ビスでセンサー部を取り付けます。
セパレートのメリットは、作業事故でバルブだけを壊してしまっても交換できたり、センサーの取付け角度をホイール毎に変えられる事です。

トヨタの50系カムリでTPMSがカローラ店で普及した頃に、メカの方がタイヤ交換時にバルブ折ってしまい、救援に何度か伺った事がありますが、その時はバルブとセンサーが一体型しか無かった為、ごそっと新品に交換しました。
セパレートであればセンサーを残してバルブだけを交換できるので、何かあった時の利便性も良いです。

ちなみに、私は折った事はありません。

組み上がるとこんな感じです。
つい最近パナメーラのターボSのタイヤ交換をしましたが、
あちらのリアサイズは315/30R21でしたが、タイヤもホイールの幅も太いですし、たかがタイヤ10mm、ホイール1/2インチの差ですが、こちらの方がひと回りデカくみえますね！

↑ちなみにパナメーラの315/30R21ですが、比べるとやはり違いますね(^^)

バランサーにかけてもこの通り！
デカいです!

こちらがフロント用ですが、リアのインパクトが強すぎて小さく見えますね(^◇^;)
これでも20インチありますし、装着するタイヤは265/35R20です。
しっかり大きいです(￣^￣)

組み上がるとこんな感じです。
フロントタイヤはマグネシウムホイールの恩恵を寛大に受けており、タイヤを付けてもかなり軽いです！

アンバランスも少なく、綺麗に回っていました。
作業前にホイールの金額を聞いてしまった所為か、少し萎縮しましたが、無事終わりました(^_^;)

サーキットで使うそうなので、このままお渡ししました。

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