ベンツ Cクラスクーペ タイヤ交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

ベンツのCクラスクーペのタイヤ交換をしました。
タイヤはこちらで準備させて頂きました。

組付けるタイヤは
225/50R17 ミシュラン プライマシー3 ZP MOE(メルセデスベンツ認証タイヤ)
ランフラットタイヤになります。
純正ハンコックからの交換になります。

ちょっとした小話ですが、
今のヤナセやメルセデスの正規ディーラーさんでは、車両に装着されているタイヤに、MOまたはMOEといった、メーカー認証マークが付いていないと、整備入庫ができないそうです。
我々からしたら困った事です。

ヨーロッパでは車検を通す際に、メーカーが認証したタイヤを付けていないと、車検が通りません。
日本ではまったく関係のない話です。

こちらの車両が今月車検という事を事前に伺っており、4月のうちにメーカーに予約発注をしました。

昨今のコロナの様なイレギュラーな事象が起こってしまうと、欲しい時に輸入タイヤが手に入らない事があります。
現に、こちらのタイヤも4月の時点でメーカー在庫0本でした。
認証タイヤでないと入庫ができない等というルールは撤回すべきですね。
特にバースト等の緊急時に、タイヤに対する選択肢が狭くなるのは不便ですから。

文章が長くなり、すみませんでした。

↑交換前のハンコックです。
ユーザーさん曰く、ボテっとしたサイドウォールを変えたいとのご希望でした。
MOE付きのタイヤで、サイドがカチッと決まるタイヤとなると、ピレリかミシュランになりますね。
上記メーカーも、パターン的にそこまでスクウェアではありませんが、『認証タイヤで』という条件下ですと、この2つかなぁと思います。
コンチネンタルのサイドウォールは、ぼってり感が否めないですしね(^◇^;)

チェンジャーへセットし、バラします。
最近のランフラットタイヤは、組み替えの時より、ビードを落とす時の方が気を使います。

バラしました。
リム清掃をし、新品のエアーバルブに交換します。

組み上がりました。
エアーバルブの下にMOEという意匠が入っていますが、こちらが認証マークになります。
ZPというのは、ZERO PRESSURE(ゼロプレッシャー)の略ですね。
メーカーによって、ランフラットタイヤは様々な名称が付いています。
ピレリだけはRUN FLAT表記ですが、
ヨコハマはZPS、ブリジストンはRFT、ダンロップはDSST、コンチネンタルはSSR、グッドイヤーはRUN ON FLATなどなど、気にして見てみると面白いかもしれません。

ランフラットタイヤは、パンクして空気圧がゼロになってもある程度走行できますが、使い捨てになります。
修理は不可になりますので、ご注意をm(_ _)m

ホイールバランス調整です。
ホイールの精度も相まって、回り方も綺麗でした。
アンバランスの数値も大きくなく、少ないウェイトで相殺できました。

車両へ装着しました。
純正のハンコックと比べると、横の膨らみはだいぶ改善されましたd(^_^o)

全体で見ると、足元がかなり締まりましたね。
お客さんにも大変喜んで頂きました。

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