ランドクルーザー６０　ターボチャージャーのオーバーホール　その２【ランドクルーザー専門店　並行輸入　パーツ販売　http://4x4koc.co.jp/】｜車検・点検・修理のグーネットピット

ランクル６０（HJ61V)ターボチャージャーのオーバーホールの続きです。
外注先にオーバーホールの依頼をしていたターボチャージャーが送られてきました。
綺麗に整備されて、タービンシャフトの回転具合も大変スムーズです。コンプレッサーインペラのフィンの先端に曲りが確認できたため、コンプレッサーインペラは新品に交換していただきました。ボディーは丁寧にブラストをかけていただきさびを綺麗に落としてあります。タービンシャフトは再利用ですが、その他のメタルやシール類は全て交換していただきました。

交換したコンプレッサーインペラです。
新品との比較写真が無いのでわかりにくいですかね。
大きい方のフィンの先端が曲がっているのが見えますか？

ガスケットは新品を使います。
60用のガスケットは部品が手に入らないものもあったため、ランクル８０用を流用しました。６０も８０もターボチャージャーはCT26と言う型式のタービンなので、流用可能な部品があります。

いよいよ組付けです。
ボルト類は全てワイヤブラシで綺麗に掃除します。

ランクル６０が新車で販売されていた時、BLITZ社のBAGturboと言うハイフローインペラを使ってディーゼルチューンを始めたのですが、そのころ相当な数の台数を手掛けていた筈ですがどうしたことでしょう、手順は忘れているは、12H-Tエンジンの設計の悪さにはうんざりするは、当時感じたことが無かったことですが、1HD-Tに慣れてしまっていることも併せて・・・・。１HD-＃は名機だと改めて感じました。

インテークパイプ、エアクリーナー周りを組み立てて完成です。
今回HJ61Vは、サスペンション廻りと、マフラー（ステンレスのワンオフ製作）と、ターボチャージャーの３か所のオーバーホールを行いました。
全て予防整備ではありましたが、どの部分も壊れてはいないけれど形をしているだけという状態でした。この車は新車からのワンオーナー車ですので、全て３０年以上経過した部品です。試走して感じたことは、全て静かでスムーズなフィーリングに驚きました。