ダイハツ　ミラ　L285S　フロア穴　修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検の後日整備でのご入庫です。

車検時に車体をリフトに上げて下廻りを確認すると…

なんと、運転席側の後部座席の足元に穴が開いているのを発見!!(ﾟДﾟ;)

穴が開いて車内に敷いてあるカーペットの綿が見えています。サビた色が付いていました。指でツンツン触ってみるとしっとりしていて湿り気がありました。雨などの水分が入り込んでいたようです。

これも雪国特有の塩害の影響でしょうか… ( ;∀;)

車体の床部分は鉄板が重なっている構造になっているので水が入ると抜けにくいこともさびやすい原因として考えられます。

穴が開いた状態のままだと、水が入り込んでますますさびが広がったり、冬場は特に下から湿気が上がって車内が結露してカビ臭くなる恐れがあります。

普通に車に乗っているだけではカーペットの下に穴が開いているとはなかなか気が付かないので、今回車検で発見することができてよかったです。

穴の修理は少しお時間がかかりますので、お客様のご要望で後日整備となりました。

では、さっそく修理していきます！ ('◇')ゞ

まず車内のカーペットをはがします。
（緑色の部分は工場の床です）

さびている部分を切り取っていきます。

室内側からコーキングを塗って鉄板を重ねていきます。

鉄板をスチールのリベットを打って固定していきます。
（個人で修理する方などはリベットの材質に気を付けて下さい。アルミのリベットもありますが水の影響を受けやす場所だと電蝕が発生しサビの広がるキッカケになります）

鉄板がさびないように防錆剤を塗装します。

外側も同様にコーキングをし、その上に防錆剤塗って作業は完了です！ ＼(^o^)／

今回の様な修理では鉄板を溶接で止めることも出来ますが、溶接を行うと強度は出るのですが溶接部分の鉄の表面のメッキ層がなくなり、水の影響の受けやすい部分だとそこから再度サビが発生しやすくなります。
今回はフロア部分で、車両の強度にあまり影響がない部分で見た目も気にする部分ではないので熱をかけない方法で修理しました。

お客様からのご依頼で下廻り洗浄塗装とエアークリーナー交換も後日整備でとのことでしたので今回一緒に作業しました。

立会い車検をご希望で、下廻り洗浄塗装や追加整備をして欲しいけれど当日は時間がなくて…などとお困りの場合は後日整備でのご入庫も可能ですのでお気軽にご相談下さい(*^-^*)