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こちらのサンバー、定番のフレームの腐食によって車検も通らない状態の修理となります。
わざわざ遠くからお越し下さり本当にありがとうございました！

早速現状確認をしていきます。

フロント側は他の車両でも見られる定番のサビで腐食しています。
また左側のボディとのブラケットが腐っており、ボディと切り離しされていました。
この辺りは以前の修理と同様ですので、フレームを切断して新たな錆の少ないフレームを溶接してつなげていきます。

更に追い打ちしたサビが左スライドドア下のフレームなのですが、錆びて完全に切断状態です。
燃料タンクを外して修理方法を模索します。
以前もサイドのフレーム修理はあったのですがその時は一部を作り直して修理出来たのですが、こちらの車両は修理では到底出来そうにありません。

中途半端に切り貼りしても強度等不安が残る為、思い切って切れる所はブッた切りました！
同じサイズの鉄骨がありましたので、これを繋げて行きます。
これで何とか繋ぎ合わせる事が出来ました。

そしてこの車両、まだまだ修理作業があります笑

クラッチを踏んだ感じが異常に重かったのでクラッチ関連の修理もしていきます。
今回はクラッチワイヤー・クラッチ・クラッチカバー・レリーズベアリングを交換していきます。
そしてミッションを降ろしてレリーズフォークを動かすと異常に硬なかなか動きません。
レリーズフォークの可動部が錆で硬くなり動きが悪いです。
フォーク周辺を清掃・サビ取したらスムーズに動く様になりました。

この車両、更に修理箇所がありオイルパンが錆で一部穴が空いて少しずつオイル漏れしています。
このまま放置すれば、いつか穴が錆で広がりオイル漏れが酷くなりエンジンが焼き付いてしまいます。
当然、オイルパンも交換していきます。
さすがにここまで錆びていると、オイルパンのボルトも簡単に外れてくれません。
オイルパンを外すのに2時間近く格闘してました笑

何とかオイルパンを交換してクラッチ交換後、ミッションを載せていきます。
更に燃料タンクも元に戻します。

そして最後にボディの左右フェンダー・右リアクォーターに錆で穴が空いている箇所があったのでそちらも板金塗装修理してすべての作業が完了しました。

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