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相模原市よりお越しのお客様です。
左前方から接触の、対物100：0の保険修理で入庫しました。

事故により骨格の寸法が大きくずれてしまっています。（計測によるとおおよそ20㎜）
そのせいでボンネットは大きく右にずれ、右フェンダーに乗っかる様な形になってしまっています。
左右のヘッドライトにも損傷が見られ、大掛かりな修理となりそうです。

修正機に車を乗せ車両の骨格を粗だししていきます。

粗だしが終わったらラジエター等を外し、交換するサポートも外します。
その上で骨格をメーカーの寸法図を基に1㎜単位の修正をしていきます。

FF車の場合エンジン関係の重たい部品が全てフロントに集約しているので、下からエンジンを支えてボディにかかる負荷を取り除いてあげないと、骨格の修正は難しいです。

交換パーツを塗装します。
外板パネルは車両にのせてから改めて塗るので、ここでは細かい調色はしていません。

塗装したサポートパネルを寸法見ながら仮付けします。
溶接する前に外板パネルをのせ建付けを確認します。
寸法、建付け共に問題がなければ、サポートを溶接していきます。

溶接した箇所を塗装していきます。
ここまできたらフロントまわりの部品（ラジエター、コンデンサー等）を取り付けていきます。

ここで改めてボディの色を調色して、全て一緒に塗装します。
メタリックの場合、塗り方などにより見え方や色味が変わってくるので、この方法で塗装する事により塗り方の違いによる色の差などをなくします。

塗装後は磨きをして、組付けをすれば作業終了です。

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