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2020年04月18日 17:57ホンダ フリード 定期点検整備 流山
12ヶ月点検にてご入庫いただきました。
ブレーキメンテナンス作業中に、損傷個所が見つかりました。
写真の黄丸の部分です。
ゴミや水の侵入を防ぐ為のダストブーツに穴が開いてしまっています。
このままの状態で使用を続けますと、水分の混入などが原因で錆が発生し、ブレーキの引きずりや固着の原因になります。
お客様に現状をご説明の上、状況を見て頂き、追加整備にて修理させて頂く事となりました。
まず、ブレーキを分解して、状態を確認します。
今回は幸い、まだ固着の発生はありませんでした。
しかし、キャリパー、ピストン、共に錆が発生してしまっています。
キャリパー、ピストン、共に錆を可能な限り落とします。
大事なのは、キャリパーの溝の内部と、ピストンの側面です。
この部分に、ゴム製のシールが当たりますので、錆を落とした後、この部分が荒れていると、ブレーキフルード漏れにつながります。
その場合は、キャリパーやピストンを交換する事になります。
今回は、比較的綺麗な状態まで錆を落とす事ができましたので、消耗品のみの交換で対応できます。
下の写真の物が、交換するゴムシール類になります。
新しいゴムシールを使用して、キャリパーとピストンを組付けます。
後は分解した部分を組付けて、ブレーキフルードを交換します。
ブレーキフルードの漏れの有無の確認、ブレーキの引きずりの有無の確認を行います。
問題が無ければ、最後にブレーキテスタにてブレーキの効きを確認して、修理完了となります。
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成20年 | メーカー・ブランド | ホンダ |
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車種 | フリード | 型式 | DBA-GB3 |