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日産C35ローレルのデフのバックラッシュ調整を実施しました！！
こちらはドリフト車なのですが、クルマを買った時からLSDは入っているもののバックラッシュがどうなっているか全く分からないし、貴重なデフなので大事にしたいとのことでご依頼を受けました。

最初はバックラッシュ調整と2WAYから1WAYへの切り替えだけ、という話でしたが、いざバックラッシュを計測してみると全く問題ありません。

が、歯当たりもチェックすると歯先で当たっています。。。

しかもドライブピニオンを調整しないといけない状態だったので、全バラ決定。。。


今回はカメラマンが居てくれたタイミングがあるので、写真が豊富です（笑）

まずは1WAYへの切り替えから！

分解したあとはちゃんとネジロック剤を塗って組み付けます。

リングギヤはトルクレンチで規定トルク+αで均等に締めます。

そしてドライブピニオンのシムを調整するべく、シャフトを抜きベアリングを抜き・・・。
このベアリングを抜くのが大変なんです。
焼き付いてなかなか取れないのですが、なんとか取れました。ホッと一息。

そして現在のシム厚を計測し、2種類ほど注文！

という事で部品が入荷しました。
計測すれば分かりますが、見た目では違いはほとんど分かりません。

シムを入れてベアリングを圧入します。

抜くのは大変ですが入れるのはあっという間です。

ひとまずガンガン組み立てます。
組み上がったら歯当たりを再チェック。

良い感じになりました！
よし、これでバックラッシュがバッチリならプリロード計測して他の物を組み付けて・・・とルンルンでバックラッシュを計測。


するとガタガタ・・・。
明らかに基準値外です。

またまた部品待ちとなりました。


翌日、部品が入荷したので組み立てます。
計算通りバックラッシュも基準値に入り、プリロードも丁度良いぐらいになりました。

あとはサイドフランジを付けてカバーを付けて完成！！
クルマに搭載して終了です(^^)


バックラッシュだけならすぐ終わるのですが、部品待ちやドライブピニオン抜いたりで時間が掛かってしまいました。。。

しかし納得のいく仕上がりになったので、オーナー様にも喜んで頂けました。
このあたりの調整がちゃんとできていないと、デフブローに直結します。
大切なデフを壊さない為にも、調整は確実に！！

http://www.cd-krt.com/

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