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スズキ　キャリィDA63T　のパワステ警告灯点灯の修理を実施致しました！

エンジンが冷えている時は点灯、しばらく走行すると消灯するという状態でした。

ディーラーの意見を基に、ギヤボックスとパワステECUを交換したけど直らない・・・という事で診断させて頂きました。

以前エブリィも同様の故障があったので、もしかしたら同じかも？と思いつつダイアグをチェック。
するとエンジン回転信号系統の異常が入力されていました。

どうやら前回のとは違うようです。


ということで診断を進めていきます。

回転信号が入力されていない、ということは、エンジンECUかメーターのどちらかが悪いか、配線が悪いか、という事が考えられます。

そこがシロであればパワステECU不良という事になりますが。。。

まずは回転信号がパワステECUまできているのか？というのを確認します。
エンジン回転信号はパルスなので、サーキットテスターでは診断できません。
そこで登場するのがオシロスコープです。

信号をチェックすると、6~8Vのパルスが出ていることが確認できました。
（1マスで2Vのレンジに設定してあります）

しかし、本来は12V～14Vのパルスが来ていなければおかしい。。。
電圧も安定してないし、6Vを下回る事も。

どうも6Vを下回ると「信号異常」と判断し警告灯を点灯させるようです。


そこでエンジンECUのカプラーの接触不良による電圧降下を疑い、カプラーを外して点検、清掃、接点復活剤を塗布し復元しました。

無事に14Vのパルスが確認できました！


そんな訳で今回も接触不良という事でした。。。
なんにせよ、無事に直って良かったです(^^)

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