ダイハツ　タント　チェックランプ点灯　点検・修理　三重　鈴鹿｜車検・点検・修理のグーネットピット

ダイハツ　タントのチェックランプ点灯の修理を実施いたしました！！

写真はIG-ONのものですが、概ねこれくらいの量の警告灯が点灯。。。

走行中に警告灯がいっぱい付いて、ハンドルが重くなったという事だそうです。

先に某ダイハツディーラーに入庫したそうですが、そこでは何かのコンピューターを換えないとダメで、換えても直るかどうか・・・と言われたとのことでお預かりしました。

指摘の症状からは、車速信号の不良によりそれに付随するECUの警告灯点灯、車速が読めない為に電動パワステのアシスト停止・・・という流れかな？と推測。


実際にダイアグをチェックすると、各ECUの通信系異常がたくさん入っていました。
その中に車速系異常がひとつ。

また、走行するとスピードメーターだけ動きません。


ということで予想は的中なようで、それを基に診断を進めていきました。

ヒューズボックスの脇にエコアイドル（アイドリングストップ）ECUがあります。

このECUの電源、アースをそれぞれチェックしていきます。

すると、IG電源がひとつ来ていない事が発覚。
ということでまずはヒューズから・・・

ビンゴ！！

ヒューズがブッチリ切れてました。
切れ方は間違いなく大電流が流れた事によるものです。

ヒューズを差し替える前にショートの点検をしましたが、現状では特に異常はみられませんでした。

こちらのクルマはオーナー様が電装品などをご自身で色々と付けていたようで、IG電源を取っていた部品のどこかの処理がまずくてショートしたものと考えられます。
ショートの原因箇所はつかめませんでしたが、ひとまずヒューズを差し替えて診断は終了となりました。

クルマいじりが好きな方にとっては、「自分でなにかを付ける」というのが楽しい事は分かります。
元々私もそこから好きから始まっていますので。。。
さらに、インターネットで検索すると情報は山ほど手に入れられます。

しかしながら何事にも基本があり、基本は基本としてしっかり抑えておかないと大切なクルマを壊すことになる事も多々あります。
今回はヒューズ切れで済みましたが、過去には配線処理の不良により車両火災で全損、というものも見たことがあります。

車両火災になると自分のクルマだけでは済まない事もありますので、いい加減な配線処理は決して行わないようにしましょう！

「餅は餅屋へ」ということですね(^^)


当然ながら故障診断にも基本はあるわけで・・・ECUの交換は必要がなかったということになります(^^;