ポルシェ　９８７　ケイマンＳ　クラッチレリーズシリンダー交換　クラッチマスターシリンダー交換　ミッション脱着　フライホイール交換　クラッチ交換　【広島市　安佐北区　三入　シグナル　輸入車整備　安佐南区　西区　東区　南区　中区　佐伯区　山口】｜車検・点検・修理のグーネットピット

ポルシェ　９８７　ケイマンＳの作業を行いました。


クラッチに違和感があるという事で入庫です。


確認するとクラッチはしっかり切れてミッションの入りも悪くは無いのですが、踏み応えに違和感があり、なんかフワフワする感じ。（エアーが噛んでいる様な・・・）
点検するとクラッチマスターシリンダーにフルードの滲みが確認出来ました。

走行距離も12万キロ走ってるしマスターが悪くなっているという事はレリーズシリンダーも同じく消耗してると考え、同時に交換する事に！！

新品のレリーズ＆マスターシリンダーです。

マスターシリンダーはボンネット側と運転席足元からの作業でかなり狭い場所にシリンダーがあるので厄介ですがなんとか交換完了！！

問題はレリーズシリンダーです。

赤丸の奥にシリンダーがあります。

隙間から外す事は出来たのですが、どうやってもシリンダーの先っちょが入らない(>_<)

厳密に言えば入る事は入るのですが、レリーズフォークに対して真っ直ぐ入らず（所定の位置に入らない）、油圧を掛けた際にフォークから外れて作動さす事が出来ないのです。

何度もチャレンジしましたがどうやっても無理でした(T_T)

他のお店の作業実績を見たらミッションを降ろして交換しているのでただ狭いだけじゃなくそういう理由か！！と納得(>_<)

お客様に理由を伝えるとミッション降ろして良いよ！！と了承を得たのでミッションを降ろします！！

ミッションを降ろすとベルハウジング内に謎のグリスが！！

位置で考えるとフライホイールの延長線上なのでフライホイールを見ると隙間にグリスが少し確認出来ました。

どうやらデュアルマスフライホイールのダンパーがダメになっている？みたいです。


お客様に現状を伝えると程度の良い中古品があるから用意するとの事。


部品が届いたので2つの部品を比べてみると明らかに現状付いていた部品の方が動き幅が大きく、そして少しガタがありました。

クラッチに違和感があったのはマスターシリンダーが直接の原因ではなくこのフライホイールだった可能性が高くなりました(>_<)
とは言えフルードの滲みがあったので無駄な部品の交換にはなっていないですが・・・。


まぁ、何にせよミッション降ろして良かった！！！！

持込みされたフライホイールを取付けして、ついでにクラッチカバー＆ディスクも中古品ですが現状付いている物からしたら遥かに程度が良かったので交換します。

ミッションを載せてクラッチフルードのエアー抜きを行い試乗して問題無い事を確認して納車させて頂きました！！




この度は作業のご依頼誠にありがとうございましたm(__)m

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