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カワサキ　ＺＲＸ４００の作業を行いました。

ナンバー無しのイベント車輌で汎用のフロントカウルを取付けしようと思ったら理想のカウル位置に汎用ステーが来ないという事で加工依頼を受けました。

とりあえず理想の位置にカウルが来るように汎用ステーからタイラップで吊り下げられています。

タイラップを切ってもこの位置をキープする様にフロントフェンダーに支えを入れてカウルを保持します。

位置をキープ出来たらステーを外します。

ステーが前方に長過ぎてヘッドライトに当たっているので短縮してステンレスのフラットバーを溶接します。

もう一度車体に取付けて・・・・

カウル側のステーをネジ止めしてから位置をキープする様に長いネジをメーター部分に固定して位置決めします。

位置が決まったら距離を測り、１０φのステンレス丸棒をメタルソーで切り出し、角度を計算して曲げ加工を行います。

そのステーを現車に合わせて仮溶接しますが、熱が入り過ぎてカウル（塗装）が溶けたらマズイので最短の時間で点溶接をします。

位置が狂わない様に慎重に取り外して作業台の上で本溶接します。

溶接したらステーが目立たない様にブラックアウトして車体に取り付けたら完成です！！

出来てしまえばこんなもんか！って感じですが仮合わせや何度も脱着作業が必要だったりで現車合わせのワンオフ物の作業は想像しているより遥かに時間が掛かります(>_<)

当然、時間が掛かるという事はそれなりの金額になる訳で・・・・
ただ、当社は掛かった時間分の工賃でバシッと計算するととんでもない金額になるので時間分の工賃は頂いておりません。
ワンオフ物ってのはお客様からしたら高い！！って思われる事が多いですが、お店としても割りに合わない作業だと言うのを知って頂きたいです。



カウルステーの製作が終わったら次はサイドスタンドの加工です。

若干、車高が下がっていて純正のサイドスタンドのままだと少し不安定なので１センチ短縮して欲しいという事でした。

車体から外したスタンドにケガキを入れてコンターマシーンでカットします。

カットしたらカット面を開先加工して半自動溶接機で溶接！！

溶接面をペーパーサンダーで慣らして表面がザラザラになるチッピングガードで塗装したら完成です！！

加工したのが分からないでしょ！！(^_^)v



車体に取り付けてバイクの角度を確認しましたが、元よりは傾斜しているので安心ですね！！

この度は作業のご依頼誠にありがとうございましたm(__)m

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