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レクサス　ＬＳ４６０用　トムスバレルマフラーの補修部品製作作業を行いました。

トムスのバレルマフラーは出口が脱着式になっており、盗難にあったのか？
走行中に外れて無くなってしまったのか？気付いたら左右出しの
片側のマフラーカッターが無くなっていたそうです(>_<)
で、出口部分だけを注文しようとしたら補修部品での設定が無いらしく
マフラーＡＳＳＹで買わないといけないとの事で当社に相談がありました。

内容としては、同じ形状の物を作って欲しいと。
ただ、全く同じ形状の物は無いのでトムスの出口を見本にして
左右（２個）製作する事になりました。

県外からのご依頼なので、片側のマフラーカッターを送って頂き
それを見ながら製作していきます。

トムスバレルは楕円の４本出しで、内・外の出口の長さが違うのと
地面に対して水平では無く段違いになっています。

それだけでも難易度が高いのに送られてきたマフラーカッターを見ると
全長も短くその長さに収めようとすると楕円の出口部分を短縮加工するしかありません。

あっ、楕円の出口部分は当社では製作する事が出来ないので市販のマフラーカッターを
４個用意し、１本から２本に分かれる又の部分を製作します。

全長からマフラーカッターの寸法を差し引き、その長さに又部分が収まる様に
角度を計算して図面を書き、その図面に従ってメタルソーやコンターマシンを
駆使して又部分を製作します。

マフラーカッターは２本の段違い分の長さをカット！！

２重構造になってるのと、厚みがかなり薄いので切断も
溶接もかなり大変でこの短縮作業だけで何時間掛かったか(T_T)


夢中になって作業していたので途中の写真を撮り忘れていますが、
朝早く出勤して深夜までの作業で丸２日掛かってしまいました(>_<)

出来てしまえばエッ！？たったこれだけの物なのに？って感じですが・・・（汗）

寸法通りに部品を製作して溶接したとしても溶接の熱で歪も出るので
熱の加え方や溶接の順序等も過去の経験を活かして考えながら進めていき・・・
いきなり完成の写真ですが・・・（笑）

トムスバレルと並べた写真がコレ！！

全長・２本の段違いの長さ・地面に対しての段違いの量もほぼほぼ
再現出来ました！！

唯一違うのはトムスバレルの楕円の横幅が１２０ｍｍに対し、
今回用意した物は１１５ｍｍ。

Ｙの部分の形状や片側のマフラーカッターの長さは違いますが、
取り付けした後はトムスのロゴが無い以外は新たに製作した物と
気付く人はいないでしょう！！

納品後に連絡があり、取り付けしたけど角度等もバッチリでしたと！！

時間は掛かりましたが満足のいく仕事が出来ました～(^o^)