メルセデス・ベンツC200 足回りアライメント修正｜車検・点検・修理のグーネットピット

自損事故で他社での修理後に車がまっすぐ走らないという症状で悩まれているお客様でした。
正規ディーラーさんでは、わざわざ福岡でアライメントの点検をした後とても高額な修理見積もりが出たので買い替えを勧められたそうです。

ディーラーさんは新車販売が主体の商売ですのでそれは仕方がありません。ただ当店では可能な限り修理を諦めたくありません。

当該サスペンションアームは見るからに損傷なし。
しかし目視では曲がりが分かりづらい場合はあるのでとりあえず無傷の確認ができている中古アームに交換します。

この車格としては他社では採用のないエアサス車なのでその分作業は楽ですがサスペンションメンバーを半降ろししないとアームを固定するボルトが抜けません。

エアサス、電動パーキングブレーキ、減衰調整ショックアブソーバなどフルラインナップの足回りなので故障診断機でしっかりと整備できる状態にする必要があります。

結果的にアームの損傷はおそらくなしで、安全に影響が出ない範囲で加工を施し元に戻しました。

それでも走行テストではまっすぐ走らなかったので故障診断機でライブデータを見てみると、ステアリングアングルが中心位置から7゜狂っていました。
正確な原因は不明ですがステアリングのセンター？が狂っているのも原因だったようです。
フロントの足回りをうまく調整してそれらしい位置にセンターを持っていきました。

その後しばらくしても異常なタイヤの摩耗や車の挙動はなかったようなのでこれで何とか修理完了です。

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