ハイエース・トラック　車検＆クラッチオーバーホール｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回は、ハイエーストラックの車検＆クラッチオーバーホールです。
車検で点検した結果、エンジン後部のクランクシャフト・リヤ・オイルシールからのエンジンオイル漏れが発生していました。クランクシャフト・リヤ・オイルシールの交換はトランスミッションを取り外す作業となるので、クラッチオーバーホールのご依頼があったため同時の作業が出来ました。単独で作業するより工賃がお安く済みます。

リフトアップしての作業です。このサイズのトラックならリフトで持ち上げられます。
上の写真二枚目の下の方が濡れた様になっています。これがエンジンオイルの漏れで付着したエンジンオイルです。
トランスミッションとクラッチとフライホイールを取り外しオイル漏れの原因箇所、クランクシャフト・リヤ・オイルシールが見えました（下の写真）
かなりの量のオイルが漏れています。

クランクシャフト・リヤ・オイルシールを取り外したところです。（下の写真一枚目）
取り外したクランクシャフト・リヤ・オイルシールと取り付け前の新品部品です。（下の写真二枚目）
クランクシャフト・リヤ・オイルシール回りを洗浄して新品クランクシャフト・リヤ・オイルシールを取り付けたところです。（下の写真三枚目）

下の写真一枚目は取り外したクラッチカバー（左）クラッチディスク（中）クランクシャフト・リヤ・オイルシール（右）です。
下の写真二枚目は取り外したクラッチディスク（左）新品のクラッチディスク（右）

新品のクラッチディスクとクラッチカバーを取り付けたところです。（下の写真一枚目）
トランスミッションの前方部分です、クラッチペダルを踏むと動くレリーズベアリングを交換したところです。（下の写真二枚目）
弊社ではクラッチオーバーホールの際はクラッチディスク・クラッチカバー・レリーズベアリングの三点の部品は必ず交換しております。どれか一点または,二点の部品交換だと後日クラッチに不具合が出る可能性が高くなるのと、お客様の金銭的負担が増えてしまうためです。（今回交換した三点の部品はどれを交換するのにもミッションの脱着が必要）

クラッチオーバーホール、クランクシャフト・リヤ・オイルシール交換、車検整備が終わり、試運転等の確認後、無事納車となりました。
ご入庫有難うございました。