パレット エアコン修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

「1ヶ月ほど前に他店でガスチャージしてもらったが、またエアコンが効かない」との事で1ヶ月ほど前にご来店頂きました。
この時は、ガス漏れチェックをしましたが漏れ箇所が判明せず、蛍光剤入りガスをチャージして効かなくなったら再度来店して頂く事で一度お帰り頂きました。
今回「効かなくなった」との事でお預かりしました。
まずは、外観からのガス漏れチェックをします。

エンジンルーム前方からの漏れはありませんでした。
車輌をジャッキアップしてエアコンのドレーン付近のチェックです。
思った通り、エアコンドレーン付近に蛍光剤の付着がありました。
下二枚の写真は自然光での撮影です。特に異常な感じはしませんが
ここに蛍光剤が付いています。

下三枚の写真がブラックライトで照らしての撮影です。
黄緑色に発色しているのがエアコン室内ユニットから漏れ出た
蛍光剤です。
三枚目がエアコンドレーンです、ここから蛍光剤が垂れています。
漏れ箇所が判明したので、これから室内ユニットを取り外す作業です。

エアコン室内ユニットを取り外すのには、インストロメントパネル（通称インパネ）とインパネ内部のインパクトビームを取り外さないといけません。

ここまで取り外してやっとエアコン室内ユニットが見えました。
因みに、半日くらい掛かってます。
もっと簡単に取り外せるように作ってよメーカーさん！

取り外した室内ユニット　↑　
下の写真一枚目　ドレーンホール自然光での撮影（自然光でも紫外線で蛍光剤が薄ら発色しています）
二枚目　ブラックライト当てての撮影、ホール内部が発色しています。

下の写真が室内ユニットを分解したところです。
左側のパーツがドレーンホールの内側、右が今回ガス漏れを起こしていたエバポレーターです。
これだけ黄色く蛍光剤が付着していると自然光でも一目瞭然ですが、一応ブラックライトでも撮影してみました。（下の写真二枚目・三枚目）
今回の修理はこのエバポレーターASSYを交換します。
四枚目が右が新品部品で左がガス漏れした部品です。
10万キロ走行していますとエアコンフィルターが付いていても結構汚れていますね。

無事、組み付けも終わり、エアコンの冷え具合チェック・エンジン冷却水のエア抜きも終わり、納車となりました。
あっ！、書き忘れてましたが最近の車は、エアコン室内ユニットとヒーターユニットが一体化しているものが多くエンジン冷却水が同時に交換になってしまいます。
別々に取り外し出来ればユーザーさんの負担も少なく済むのになーと思う今日この頃です