高い回転力に追いつかなくて… 異音！｜車検・点検・修理のグーネットピット

ハンドルをきったときに前の方から『ゴリゴリ』『ガリガリ』音がする ！…とのことで点検です。試運転では異状はありませんでしたが、駐車場で後退したときに『ガリガリガリ』…と大音響でした。これは・・・プロペラシャフトだなぁ-　下廻りを確認します。

スズキアルトがリフトに上がりました。

1・2・3　車両のほぼ中央にあるのがプロペラ・シャフトです。

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1・3のシャフト部分が赤サビに覆われていました。
2は、ロータリーブレードカップリング、センターベアリングサポートとカップリングシャフトのパーツが組み合っています。ここから大きな異音がでています。
プロペラシャフトは、トランスミッションからの動力をファイナルギヤに伝達するための軸で、プロペラシャフトを介してリヤデフや駆動輪へと動力を伝達する仕組みとなっています。

サビが原因で駆動中の高い回転力に追いつかなくてシャフトからも異音がでています。1.2.3分割したパーツですが全数交換となり、高額になることからご一考頂く事となりました。



・・・・そして今日、交換作業となりました。
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（手前）リビルト品　プロペラシャフト

お客様からリビルト品で交換のご依頼をいただきました。

リビルトとは…再構築の意味があって、使用済み部品を分解・洗浄、塗装など行い、磨耗・劣化した部品を新品と交換したものがリビルト品です。劣化のない部品は交換せずに、再利用して組み立てた新品に近い部品をいいますよ。

ちなみに中古部品とは…廃車された車両から取り外した部品です。

この黒いパーツ（センターベアリングサポート）は再使用できます。

プロペラシャフトは角度変化に対応するためユニバーサルジョイントで結合しています。

プロペラシャフト交換しました。

取り付け後は規定トルクで締め付けます。
センターベアリング　55N・ｍ

規定トルクで締め付け
シャフトはフロントもリヤも23N・ｍです。

プロペラシャフト交換を終え　試乗、駐車テストです。
異音がなくなりました。

・安全を念う使命感・
必要に応じて、不良部分の調整をしながら良好なコンディションを維持 !


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