スズキ ワゴンR 後方からゴロゴロ異音　松山市｜車検・点検・修理のグーネットピット

走行時後方からゴロゴロ異音、
スズキ車では比較的多いトラブルです。

少しずつ音が大きくなるため、慣れてて気付いていないお客様も
少なくはありません。

原因はリヤのハブベアリングの損傷。
内輪差等で縁石に乗り上げたりした際にベアリングに打痕が入り、
数ヶ月から数年掛けて損傷が進みます。

ハブベアリングとは、タイヤが回転する軸にあたる部分です。
スズキのFF乗用車の場合、リヤのブレーキドラムにベアリングが組み込まれています。

こちらは外したブレーキドラムの内側です。
ベアリングの抜け防止にスナップリングが入っています。
ギザギザのリングはABSセンサーの感知用。

スナップリングプライヤーでリングを外し、

プレスで外側から内側に押し出します。
写真は抜けたベアリングが一緒に写っています。

ブレーキドラムをひっくり返して新品のベアリングを圧入します。
写真は圧入後です。

この後、ベアリングの抜け止めのスナップリングを嵌めて
元通りに組み立てて終了です。

スズキ車は比較的安価なベアリングですがダイハツ車ではABSセンサーが組み込まれた、
ハブと一体のベアリングでかなりの高額になったこともありますね～(^_^;)