ノア 整備　異音　パワステポンプ交換　ラジエター水漏れ　AZR60G｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回の作業は
エンジンをかけると音がするということでお預かりしました
トヨタ　AZR60G　ノアになります

少し前からエンジンをかけると音がしていて
最初はしばらくすると消えたのでそのまま乗っていたら
どんどん日を追うごとに大きくなっていくのでと思っていたら
警告灯が点灯してしまったとのことでお預かりをしに行くと
音は景気よく出ているも警告灯は消えている
なぜ？と思いながらもお預かりして確認をしていくことに
音はパワーステアリングのポンプだとエンジン始動後すぐに分かる音が
問題は警告灯で
ボンネットを開ける前に原因はわかりました
あの甘ったるいなんとも嫌な匂い
冷却水の匂い
距離も１４万キロのお車なので確認をするとやはりラジエター様が
お亡くなりに
という訳で
ラジエター、ホース、サーモスタッド、パワーステアリングポンプ、こちらもホース
本来はウォーターポンプも交換しておきたいのですが
予算の関係でウォーターポンプは今回見送ることに
ホースのクランプなんかも本来交換なのですが再利用します

中古も調べたのですが謎に高く
特にパワステポンプはリビルト品と変わらない、若しくは高い
誰が１０万キロ使った中古を買うのかは謎ですが
ラジエターは社外新品、パワステポンプはリビルト品を使っていきます

６０のノアはエンジン上部にポンプがいたと思ったのですが違いました
型とか年式の関係なのかな？
少々厄介なところに
ベルトを外してもボルトは見えません
プーリーの裏側に2本
１４㎜のボルトで止まっています
が、しかし、下側はまだいいのですが上は工具の選定次第では
工具が入りません
ネットで見るとエンジンをずらしている整備士さんもいらっしゃいました

通常のラチェットにディープソケットOrショートソケットとか
ボックスを先に入れてラチェット
新しくアストロプロダクツでディープとショートの間のミドルソケット
色々組み合わせを散々試して行き着いたのが
KTCの首振りのハンドルとショートソケット
これのみが入ることができて緩みました
ですが注意！！緩ませすぎると今度は工具が抜けなくなります
ボルトが緩んだらディープソケットのみをハンドパワーで地道に緩ませ外します
ちなみにこのスペースしか無いのでボルトは抜けません
ポンプに刺さったまま車両後方にポンプごとズラして
ホースと配線を外したら知恵の輪のようにドライブシャフトの隙間から取り出します
出せなすぎてドライブシャフトを引っこ抜いてやろうかと思うくらい
取り出せず、入りません
なので手はパワステフルードまみれで画像を撮れていません

ちなみに６０系ノアのパワステはよく駄目になるようで
下側のホースが劣化て穴が空いてフルードが空になってポンプが焼き付く
なぜフルードの減ったことに気が付かないか
このタンクは掃除をしたあとですが今までフルードが入っていた所まで
汚れ（ヘドロのような感じ）でパット見入っているように見えます
実際は空ということが多いのが原因なのかと思います
実際パワステフルードってあまり交換しないのもあります
ドリ車とかガソリンスタンドくらいかと思います
この画像新しいフルード（今回はワコースのATFを使用）を入れて
エア抜き（左右にハンドルをMAXまで切ってガンガン当てるを繰り返す）をして
何度か新品と入れ替えてもこの汚れ
このあと３～４入れ替えました
たまには交換が必要なんだと、、、
まあ最近ではEPSが主流なのでない車が多いですが

ラジエターはコアサポート？をごっそり外して上から引き抜く感じで外します

ラジエターを外した状態だとサーモスタットも簡単に交換できます
位置的にはダイナモとマニホールドの間

ロアホースの付け根部分がサーモケースです

１０㎜ナット２個で止まっています
サーモスタッドは上下の向きがあるのでエア抜きのバルブが上になるように
取り付けます

上下のホースとラジエターを交換

クーラント（冷却水）を入れてエア抜きをします

こちらが外したラジエター
アッパータンクのカシメ部分からの漏れですね
１４万キロ
トヨタのラジエターにしちゃよく持ったと思いました

今回は当社で部品を揃えましたが持ち込みも可能です
その際は購入先でしっかり適合確認をお願いします
適合確認をしてくれないお店ではいくら安くても買わないのが
得策です！！
ラジエターは粗悪品には手を出さないほうが良いです
絶対！！

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