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2017年10月25日 08:29トヨタ ヴィッツ パワーウインドレギュレターモーター
トヨタ ヴィッツのパワーウインドレギュレターモーター交換作業です。
少し前から運転席側の窓が上がらない事があるとのことで、事前に一度来社頂き現状を確認済のお車です。その時にスイッチは問題ないことは確認していましたので、お客様のまだまだ乗りたいというご意向と、年式等も考慮しレギュレターとモーター両方交換する流れになりました。パーツは事前に中古のパーツを探しておきました。パーツが入荷してからのご入庫です。
早速運転席側のドアの内張を剥がしていきます。
内張を剥がして、ビニールを剥がすとレギュレターが見えてきます。レギュレターを取り外す前にガラスをドアから外します。
ガラスが外れたらレギュレターモーターの取り外しです。ボルト合計6個でとまっています。
無事に取り外しました。早速中古のレギュレターモーターを取り付け作動確認すると、挟み込み防止機能が働いてしまい、窓を上げる操作をしても途中まで下がってしまったので、スイッチで数秒間保持をして改善されると思いきや、作動が変わりません。何度やってもだめなのでディーラーに電話をして症状を伝えると、モーターのカプラを外すと初期化の作業が必要とのこと。初期化方法はレギュレターからモーターを外し、モーター単体で4秒以上空回りさせるということでした。
早速中古のレギュレターモーターからモーターを取り外します。ボルト3本でとまっています。ボルトを外しモーターをレギュレターから外そうとした瞬間、、、ちょっとした事件が、、、。モーターの中心の支点でレギュレターのギアをとめているのを確認せず外してしまったためモーターを外した瞬間、レギュレターを持っていた右手の親指がレギュレターとギアに挟まれてしまい、流血し痛い思いをしてしまいました。マジで痛かった、、、。
気を取り直し、モーターを単体でカプラに繋ぎスイッチで4秒以上空回りさせ、レギュレターに再度取り付けドアにセットし、ガラスを取り付けて作動確認したところ、無事に作動しました。後は逆の手順で元に戻して作業終了です。ちなみに空回り作業した後にスイッチのカプラを取ってしまうと、再度初期化作業しなくてはならないようです。
今回はモーター単体で初期化作業が必要とは知らず、痛い思いをしてしまいました。いつも以上に情報収集の必要性を感じました。ですが無事に直って良かったです。
この度はお声掛け、ご依頼ありがとうございました!
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成14年 | メーカー・ブランド | トヨタ |
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車種 | ヴィッツ | グレード | F |
型式 | UA-SCP10 |