JC1 ライフ ディーバ ドア サイドステップ ヘコミ キズ 鈑金 塗装 仲多度 多度津 香川｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回ご依頼頂きましたこちらのJC1ライフDiVAの右後ろドアとサイドステップとその内側にあるロッカーパネルのヘコミとキズの修理です。

ドアが波を打ってボコボコに凹み、ロッカーパネルもベッコリ凹んでますね。こうなると普通のお店ならドアは、交換でしょうね。
サイドステップも押し潰されて外れてしまってます。

ロッカーパネルのヘコミに定規を当てて見ました。かなり凹んでます。

サイドステップを外して裏から見たところですが、押されて変形して固定の為のクリップ取付けステーも千切れてます。

先ずは、ロッカーパネルのヘコミを粗方引き出す鈑金作業をしたところです。外板パネルに比べると固い部分ですが、引き出し方次第でここまで出してこれます。
何故ここまでキレイに出すかは、話すと長くなりますので割愛させて頂きますが、要は、仕上がりのためです。

続いてドアパネルの鈑金作業をしたところです。
あれだけ損傷したドアは、普通直さないで交換です。歪み出さずにキレイに直せないからというのが正解かもしれませんが。

あのレベルの広い範囲のヘコミでも張りを持たせて歪ませずに直せる自信がありましたので今回は修理にて対応させて頂きました。

こちらは、パテと言うものを盛り付けたところです。スゴイ面積にパテが入ってますが、鈑金作業で極限まで引き出してますので、パテの厚さは、極めて薄く盛り付けてます。

先程のパテを削って成形していきます。ドア中央下部分の横に入るプレスラインも復元できてますね。

ドア下のロッカーパネル部分もちゃんと面出しが出来ていないとサイドステップを取り付けた際に妙な隙間ができます。

並行してサイドステップも変形を直し、表面を修復し裏側のクリップ取付けステーも直します。

後は塗装前にしっかりと養生をして塗装し、良く乾燥させてから機械で磨いていきます。

そして完成です。
映り込みを見て頂いたら仕上がりがお分かりかと思います。あのボコボコだったドアですよ。歪みも殆ど無くいい艶です。

修理したロッカーパネルにサイドステップを取付けたところです。元々はベッコリ凹んだロッカーパネルと押しつぶされていたサイドステップですよ。
隙間無くビシっと取付けできました。

今回は、通常なら部品交換にて修理を行うと思いますが、こちら側で修理可能と判断し受注させて頂きましたので、お客様にかかるコストは、抑えられたかと思います。
お客様には、「ここまで分からなくなるんですね」という言葉を頂きました。
本当にキレイに直りそうにない時は、交換を提案します。

N様この度は、ありがとうございました。