エアコン修理が続々とご入庫です。スズキ ワゴンR MH23S 【徳島でスズキ ワゴンR スティングレーのエアコン修理はハルカーステーションにお任せ！】｜車検・点検・修理のグーネットピット

グーネットピットをご覧頂きました新規のお客様よりワゴンRスティングレーのエアコン修理を御用命頂きました。

症状はエアコンが効いていて、しばらくしたら突然効かなくなるというご相談です。ご自身でエアコンリレーを交換されたようですが、症状が改善しなかったとの事。

問診の時点で何となく予想できましたが、しっかりと原因を診断していきます。

まずは吹出口の温度の確認です。20.5℃くらいでした。冷えは若干弱いですが、全然冷えてないわけでもなさそうです。

しばらくそのまま様子を見ていると突然温度が上がり始めました。28℃まで上がっており、コンプレッサーが稼働していませんでした。

コンプレッサーのマグネットクラッチ不良で間違いないでしょう。極力コストを抑えたいという事でしたので、今回ももちろんリビルト部品でコンプレッサー交換をご提案致しました。ほんとはエキスパンションバルブも同時交換が推奨なのですが、今回はご予算優先で外しました。

部品を手配して早速作業開始です。

新旧のコンプレッサーです。

ベルトも問題なさそうなので、今回は再利用します。

コンプレッサーの下部を止めている2本のボルトがサビが酷かったので、交換しようか迷いましたが、サビを落としてしっかりネジ山を作ってあげて、再利用です。

こういう一手間が一つ一つの整備にとってとても大事な事だと弊社では考えています。なので、恐らく他社さんよりは少し時間が掛かる整備工場です。時間が掛かるのは、腕が悪いのではなく、手間を掛けているからです。笑

それはお客様には見えない部分ですが、手間を掛けている工場と手間を省いている工場とでは、必ず後々お車の状態に差が出てきます。

手間を掛ければ掛けるほど儲からないんですけどね。笑
難しいもんです。

ただまぁ、最近話題の車屋さんではないですが、整備工場が車を壊してたら話になりませんのでね。きっちりやっていきます。

組み上がりました。

真空引きをして、真空状態のまま一晩置きます。

ほんとはパパッとガス入れて終わらせちゃいたいのですが、これもまた一手間を掛ける理由があります。

クーラーラインのガス漏れを再度確認するためです。

翌朝、問題なく真空を保っておりましたのでガスを調整しながら、冷えの確認をしていきます。

外気温32℃、吹出口温度10.5℃。

合格です。

ちなみにこちらは↓同時期にお預かりしたワゴンRの兄弟のマツダAZワゴンですが、お預かり時吹出口19℃。

コンプレッサーは正常に稼働、エンジンルーム内のガスのリークも特に見当たらず、恐らくはエバポレーターからの微力のガス漏れと推測。

微量であれば効果あるかもしれないなという事で、漏れ止めオイルのDr.LEAKとACガスの入れ替えを施工したところ、13℃まで回復。

Dr.LEAKには蛍光剤も入っていますので、次回冷えが悪くなった際に漏れ箇所の特定率が上がります。

とりあえず、エアコンとしては十分いけそうなので、こちらはこれでご納車いたしました。

ご覧頂きましたように、ワゴンRとAZワゴンは中身は同じ車種ですが、エアコンの故障の原因は多岐にわたります。

もしエアコンが壊れたらとりあえずコンプレッサー交換と根拠なく提案されたとしたら、それは診断としては間違っています。

吹出口温度の変化、ガス圧の変化、クーラーラインのホースや部品を実際に手で触ってみて温度変化を見たり、エンジンルームや室内の臭いを嗅いだり、異音を聞いたりと五感を使いながら、はたまたガス漏れ探知機でリークを探る。

カーエアコンの診断も、手間を掛けて丁寧にやっていくと原因に必ず辿り着きます。毎年、ガソリンスタンドや量販店さん、他社工場で修理しても直らなかったと多くのお客様が駆け込まれてきます。

徳島でスズキワゴンRのエアコン修理はハルカーステーションにお任せ下さい。

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