- サスペンション・足回り修理・整備
- ダイハツ アトレーワゴン
- 作業時間:3時間
2020年12月29日 21:38ダイハツハイゼットカーゴ リヤハブベアリング異常
走行中、電車に乗っているような感じでガタンゴトン音がすると入庫。
聞いたことがない症例で恐る恐る試乗。
確かにガタンゴトン音と振動がくる。
ブレーキのバックプレートに手を当てると鉄粉を含んだギヤオイルが漏れているのでそのまま入庫して確認作業に取り掛かりました。
リフトにあげて確認したところガタつきどころではない状態でした。
リヤブレーキを分解して、アクスルハウジングからアクスルシャフトを引き抜きます。
アクスルシャフトを引き抜いた写真がこちらです。
ベアリングのガタつきが激しいのですが鉄粉が混ざるほどではありません。
アクスルハウジングの方を確認していきます。
アクスルシャフトに付属しているABSギヤがアクスルハウジングに当たって削れてしまい、この鉄粉が混じってしまっているものと思ってギヤが当たりそうな部分を指で確認していきます。
思った通りアクスルハウジングとABSギアが当たってしまい、アクスルハウジングを削ってしまっていました。
上の写真が削れてしまっている左側のABSギアです。
下の写真が見にくいですが右側のABSセンサーを外し覗き込んだABSギアです。明らかに削れてしまっているのがわかります。
ベアリングとABSギアを組み替え、綺麗に清掃したアクスルシャフトです。
ギヤオイルを抜いて清掃後、オイルシールも新しいものに取り替え、逆の手順で組み上げて点検整備記録簿を作成して整備完了としました。
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成21年 | メーカー・ブランド | ダイハツ |
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車種 | アトレーワゴン | 型式 | ABA-S321G |