- サスペンション・足回り修理・整備
- 三菱 デリカD:5
- 作業時間:5時間
2020年12月29日 19:33三菱デリカD5 リヤハブベアリング交換
車検でご入庫のデリカD5 平成19年 走行距離235,625km
お預かりして走行距離テストの折リヤハブベアリングよりゴーーーーーーッ!と左右より異音が発生していました。
走行テストを終え、リフトに上げ車輪単体テストの結果、左右ベアリングより異音が発生していることを確認しました。
まず、ドラムを外し現状を確認します。
こちらは左側ですが全体的にサビがひどく、さぎょうは難航するかと思いましたが、こちらは思ったより作業が進み、ベアリングを交換することが出来ました。
この調子で右側の作業に入りましたが、こちらが難航致しました。
上の写真のようにハブからドライブシャフトが抜けず、四苦八苦の末、ハブごと車体から切り離しました。
プレスにハブを固定し、ドライブシャフトに圧力をかけハブから切り離そうとしますが、抜けません。
その日はドライブシャフトとハブの隙間に潤滑剤が液だまりになるくらい吹き付け一晩放置しました。
翌朝、昨晩と同じように液だまりになってるのを見て愕然となりながら、少しは浸透しているだろうと祈りながらプレスにもう一度かけましたが抜けません。
三菱に電話で相談しましたが同じ経験がおありの方がいらっしゃって新品部品に交換されたことを聞きました。
新品部品は高額になると聞き、中古部品もあいにく在庫がなく、いよいよ困ってしまいました。
お客様に事情を説明して、もう一度プレスで圧力をかけることとしました。
ただ、壊れることを前提で普段は行わないくらい圧力をかけ、それで無理なら新品に交換することとなりました。
普段かけない程の圧力なのでハブが折れることも考えられますので安全を確認しながら作業を行いました。
怖々少しずつ圧力をかけていき、これ以上は危険と思った時、パキィィィンと音がしてドライブシャフトが下に抜け落ちました。
部品の形状も問題なく、再利用することになりました。
ドライブシャフトを組み付け、ハブを組み付け元通りに組んでいきます。
最後にブレーキを組み付ける時にブレーキグリスを湿布し、摺動するようにして組み付け作業は完了となりました。
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成19年 | メーカー・ブランド | 三菱 |
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車種 | デリカD:5 | 型式 | DBA-CV5W |