トヨタ・ＭＲ－Ｓ　車検整備（ノーマル戻し）｜車検・点検・修理のグーネットピット

トヨタ・ＭＲ－Ｓが車検取得のための整備で入庫です。
いくつかの改造が見られるので、車検を取得できるように整備していきます。

先ずは、保安基準に適合しないリアウィングを取り外します。

このクルマは跳ね上げ式のシザースドアに改造されていました。
車検に通らないというわけではないのですが・・・(~_~;)
ドアを支えるダンパーが不良で運転席ドアが下がってきてしまうので、
お客様が保有していたドアヒンジを使用してノーマルに戻します。

ドアのノーマル戻しが完了しました。
シザースドア用の巨大なドアヒンジを取り外すには、
Ｆ／バンパーや左右のフェンダーパネルの取り外しが必要です。

これがシザースドア用のヒンジ！
このダンパーが不良でドアが下がってきてしまいます。(; ･`д･´)
シザースドアの作動でドアハーネスが捩じられていたせいか？
運転席のパワーウィンドウも作動しませんでした。
診断の結果、ハーネス内のP/W配線に断線が確認できたので補修しました。

さらにメタル触媒とスポーツマフラーが装着されていて、
排気ガスと騒音が基準を大幅にオーバーしていました。
これは車検取得には致命的です。
お客様と相談の上、リサイクルパーツを調達して対応しました。

取り外したマフラー＆触媒コンバーターに、
排気ガス漏れの形跡とフランジ部分の変形が確認できました。
排気ガスの基準オーバーは触媒の性能劣化によるものと思われます。

リサイクルパーツの触媒コンバーターは、
多少サビがあったので耐熱塗料で塗装してから取り付けました。

バルブカバー部分からオイル漏れがあり、ＥＸマニホールドに付着していたので、
ガスケットを交換しました。
スパークプラグも摩耗していたので交換です。

車検整備の段階で不具合がいくつかありましたが、
全て補修・整備して無事に車検を取得することができました。(#^^#)

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