旧車の整備　その５ Ｙ31 グロリア エアコン修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

久しぶりに旧車が入庫してきました。
このサイトをを通じてお問い合わせのあったお客様で、
昭和最後のニッサン・グロリア Ｙ31型 です。

エアコンが不調で、温度が上がってこないそうです。
早速状態を確認してみます。
お客様の話では、エアコンの自己診断でトラブルコードが出ているそうです。
コードは "26" 冷気と暖気を調整するエアミックスドアを動かすアクチュエーターか
PBRセンサーの不具合のようです。
アクチュエーターの作動音はするものの動きが重たいようです。

この車両のエアコンは、ＩＴエアコンと云って後席温度調節機能を
フルオートエアコンにプラスしたものです。
センサーはアクチュエーターに内蔵なので交換が必要なようです。

旧車の場合、部品がすでに生産廃止になっていることが良くあるのですが、(-_-;)
確認したところメーカーに在庫があるようなので、
部品を手配して早速作業に掛かります。エアコンユニット廻りをバラしていきます。
ＩＴエアコンでは、前席用と後席用のアクチュエーターが２個使われています。
今回は両方を交換します。

アクチュエーター部分のカバーが邪魔をしていて、オーディオ関係もバラさないと取り外すことができません。(；ﾟДﾟ)
とりあえず、１個取り外しました。
同様にもう１個も取り外し交換しました。
逆の手順で取り外した内装パーツ等を復元します。

最後に、エアコンの自己診断機能で点検します。
５つのステップで診断するのですが、不具合コードが出ていないので正常に戻りました。
これでまた快適にお乗り頂けると思います。

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