BMW　・　レガシィ　・　ミラ　・　MR-Sヘッドライト曇り、黄ばみ、クラック（ひび割れ）修理｜車検・点検・修理のグーネットピット

おはようございます。信和自動車です。

コロナの影響がますます広がっていますね。早く収束して皆様の不安が和らぐ日が早く来ることを願います。

最近ヘッドライトの曇りについての相談、修理依頼が増えています。
実際、ヘッドライト測定で車検基準に満たないレベルで、ヘッドライトが曇っていたり、擦り傷が入っていたりという車も出てきています。

本日は実際作業させていただいたお車のヘッドライトリペアを紹介していきます。

まずはＢＭＷ３シリーズ
ＢＭＷ独特の黄ばみ、クラックが目立ちます。

なんで、こうなちゃうの？
と聞かれることが多いので、ヘッドライトが曇る原因についてまずお話いたします。

様々な車が発売されるようになり、ヘッドライトのデザインも特徴のある物が増えてきました。
それにより、デザインの自由度が高く、軽量で、耐衝撃性に優れ、かつ透明度に優れた素材としてポリカーボネートという樹脂素材が採用されるようになりました。

いいことばかりのポリカーボネートですが、ＵＶ（紫外線）に弱く、長時間の熱が加わると化学変化を起こしてしまいます。また溶剤にも弱いです。それらの原因により、黄ばみ、曇り、ひび割れ等の症状が現れます。

早ければ２、３年で変色が起きるものもありますが、一番の原因は紫外線が強く影響を与えていると考えられています。

ガレージ保管のお車ではやはり症状が少ないです。ですが多くの方は日光の下にさらされています。日光が天敵ですので、いつも南向きに停められていたのであれば、北向きに停めるだけでも少しは症状が軽減されるかもしれないですね。

　　


作業としては基本的に同じ手順ですが、ヘッドライトの劣化状況、お客様のご希望、予算により多少変わる部分もあります。

ポリカーボネート自身には紫外線に弱い為、新車ではポリカーボネートの表面にハードコートが塗布された状態でお客様の所へ届きます。

年数、ヘッドライトの熱、紫外線による劣化により、そのハードコートが薄くなったり、剥がれたりして曇っていきます。このハードコートの役割がとても大切です。

修理依頼で入庫するお車では、ハードコートが劣化でめくれているものが多いです。

◎作業方法
１．バンパーを外してヘッドライトを外します（予算に応じてつけたままの対応もしています。）
２．５００番⇒８００番⇒１２００番⇒２０００番⇒２５００番とペーパー（やすり）をかけていきます。
水をかけながらハードコートが全部除去されているか、荒い番手のペーパー目が残っていないかを確認。
３．脱脂作業後、ヘッドライト専用のクリア塗料をを塗装していきます。
４．しっかりと乾燥させ、クリア塗装面を磨き、組み付けて終了

と上記のような工程となります。

このレガシィのようにヘッドライト内側がブラックアウト加工されているものは、光の吸収に優れ、熱も多くもってしまい、ヘッドライトにとってはとても過酷な環境になってしまいます。

また車種によっても、トヨタのイスト、ヴィッツ、レクサスのＩＳ、日産ノート、ホンダフィット等、黄ばんだり曇ったりと症状が多く見られるものもあります。

劣化したハードコートを除去し、ポリカーボネート素地にクリアを塗装する為、ヘッドライト点灯時、クリアの溶剤によりポリカーボネートに小さなクラックラインが入り、ライトの反射により見えることもあります。
透明度、光度の上昇、ヘッドライトの綺麗さの復活にはなりますが、完璧に元に戻るというものではないので、その点に関してはよく説明させていただき、納得していただいた上での修理をしていますので、疑問、質問は遠慮なくしてください。

また、できるだけお金をかけずに綺麗にしてほしいというお客様の要望にもお答えして、コンパウンド（研磨剤）とポリッシャーを使い磨き、ハードコートの代わりとなるコーティング剤を塗ってお渡しするという、お手軽なプランもご用意しています。

ご希望、ご予算にあわせて、お客様にあったプランを用意しています。
いつでも、気軽にご相談下さい。

多くのお客様にご用命いただき、日々感謝いたします。
ありがとうございます。

愛車にとって何もないのが一番ですが、何かあったときは頼っていただけるよう日々努力いたします。皆様のお越しを心よりお待ちしています。

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