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エアコン、冷風が出ないという事でお預かりしたお車をご紹介致します！！



冷房が出ないという事でお預かり致しました！
ガス圧力を計測すると、みるみる圧力が上がってしまう状態。コンデンサーファンが回っていません・・。



まずはコンピュータ診断を実施。エラーコードは特に無し。
診断器には強制的にアクチュエーターを作動させる事が出来るアクティブテストという機能があるので、コンデンサーファンを駆動させるよう指示をだしてみたものの、ファンは作動せず。ファンの部分で電圧を計測すると支持電圧は来ている為、ファンモーター単体ＮＧの状態です。
念の為、コンデンサーに冷水をかけ、他の部分に異常が無いか確認。コンデンサーが冷えると圧力も下がり、冷風が出る事が確認できた為、ファンモーター交換で改善する事が分かりました！

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=ZDD0yD9_fos&feature=emb_logo

交換後、正常作動になる事を確認し、作業完了としました！



エアコンシステム診断　￥6,400-
コンデンサーファンモーター交換　￥12,000-
電動ファンモーター　￥17,700-
エンジン冷却水　￥5,200-
Ｏリング、Ａ／Ｔオイルレベルゲージパイプ　￥120



小計￥41,420-　税込み総額￥45,562-となりました。

電動ファンモーターが作動しない状態でした。

エアコンは熱交換器であるエバポレータを冷やし、ブロワーファンで起こした風をエバポレーターを通す事で冷風が出ます。
このエバポレーターを冷やす為にエアコンガスを使う訳ですが、気体の状態だと熱が高く、冷やす事は出来ません。液体の状態にしないとダメ。
しかしコンプレッサーが送り出したガスは高圧の為、気体の状態。そこでコンデンサーで冷やし、減圧し、気体から液体に変換する訳です。
今回冷えが悪かったのは、コンデンサーファンモーターが作動せず、コンデンサーを冷やし減圧する事が出来なかった事が原因でした。

こちらはコンピュータ診断の結果。エアコン制御もコンピューターを使しますので、念の為点検。結果は異常無し。

修理前のデータ。
Ａ／Ｃエバポ温度（熱交換器）の温度は20.7℃。全く冷えていない事が分かります。

吹き出し口温度。外気温とほぼ同じ。

外したコンデンサーファンです。後はファンシュラウドからモーターを外し、交換し、元に戻します。

交換後のデータです。
Ａ／Ｃエバポ温度が2.7℃まで下がりました。
目標温度とほボ同じ。

吹き出し口温度です。外気温が38度近い状態でしたので、冷えは十分です。

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