チェイサー　ミッション・駆動系修理・整備｜車検・点検・修理のグーネットピット

Ｐｒｏｔｏテストです。今回はトヨタのチェイサー、グレードがアバンテＧである、1994年式のE-JZX91型に関する整備作業を行いました。お客様からは、走行中にミッションから異音が発生するというご相談をいただき、ご入庫いただきました。

まず、異音の原因を特定するために診断を実施しました。その結果、ミッション内部のシンクロに摩耗が見られることが明らかになりました。シンクロの摩耗により、ギアの噛み合わせが不良となり、スムーズなシフトチェンジが妨げられるとともに、異音の原因になっていることが確認されました。このまま放置すると、さらなるミッション不具合や駆動系統全体に影響が及ぶ危険性があったため、すぐに修理作業を開始しました。

今回の整備はミッションのオーバーホールを行う重要な作業であり、2柱ジャッキを用いて車両全体を持ち上げ、慎重にミッションを車両から取り外しました。シンクロの摩耗部分を特定した後、新しいシンクロを組み込みました。この際、シンクロ摩耗の原因になっていた内部パーツの状態も考慮し、必要に応じて調整を行いました。また、ミッションを再度組み上げる際、パッキンも新しいものに交換し、不具合の発生を予防しました。

整備は2日間、5時間30分の時間をかけ、慎重に進めました。組み直したミッションを診断機を用い確認したところ、シフトチェンジがスムーズになったことを確認し、異音も解消されていました。この調整により、日常の運転がより快適で、安心して行える状態へと修復されました。

今回の整備費用については、作業工賃が40,000円、使用部品の費用が15,000円となりました。ミッション内部の異音もなくなり、チェイサーの運転が再び良好な状態に戻ったことで、お客様には大変ご満足いただけたようです。

トヨタのチェイサーは、その年式ゆえ、長年の使用による摩耗や劣化が出てくる時期でもあります。このため、今回のように定期的な点検や不具合の早期発見・修理が重要です。特にミッションや駆動系は、車の走行に直接関わる重要な部分であり、異常を感じた場合には放置せず、早めの対策が必要です。

お客様には引き続き安心して愛車チェイサーにお乗りいただくためにも、今後とも定期点検や整備の際には、ぜひ当店にご相談いただければと思います。何か気になる症状やご不明点がございましたら、Ｐｒｏｔｏテストまでお気軽にご連絡ください。お客様の安全で快適なカーライフを、全力でサポートさせていただきます。

追記