オイル交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

オイル交換の時期(目安)はどのくらいが最適か

あまり機械に詳しくない人にとって「オイル」に対する認識はどの程度でしょうか?「オイル交換」という言葉は知っていても、オイル交換をしなければどうなってしまうのかをきちんと理解しなければ、車がトラブルを起こした時に対処できなくなってしまいます。ここではオイル交換に最適な時期やその理由などをご説明しましょう。

エンジンオイルの5つの役割

エンジンオイルには「潤滑」「冷却」「密封」「洗浄」「防錆」の5つの役割があります。エンジン内部を潤滑して摩耗を軽減したり、摩擦によって発生した熱を冷却したり、シリンダーとピストンの間を密封して気密を保ったり、エンジン内部の汚れ(スラッジ)を洗浄したり、さらにエンジン全体の錆びを防ぐという役割全てを担っているのです。パっと見は茶色くてドロドロした液体がエンジンに対して重要な役割をしていたとは驚きですね。こうしてエンジンオイルはエンジン内部を循環しているのですが、消耗品ですので使い続けると劣化してきてしまうのです。

劣化したオイルを使い続けるデメリットとは?

劣化したオイルを使用し続けるとエンジンオイルは5つの役割を果たせなくなってきてしまいます。例えばエンジン内を潤滑して摩耗を軽減するはずが、ドロドロのオイルのせいで摩耗を軽減どころかエンジン内部を傷つけてしまう恐れがあります。また、冷却がうまくいかずにエンジン内が高温になってオーバーヒートを起こしたり、燃焼圧力が漏れてパワーダウンなどの不具合も発生しやすくなってしまいます。劣化したオイルのせいで車が故障してしまう前に、オイル交換が必要となるのです。

オイル交換の時期はどのくらいが最適か

ではどの時期にオイル交換をするのが最適なのでしょうか?オイル交換のタイミングは「前回のオイル交換からの経過期間」もしくは「走行距離」によって判断するのが一般的と言われています。まず「期間」ですが、どの車もメーカーによってオイル交換の時期が指定されています。これは車の取り扱い説明書やボンネットの内部に記載がありますので確認してみましょう。「走行距離」で判断する場合は国産車の場合ターボのないエンジンで5,000km~15,000kmごと、ターボ付きのエンジンで2500km~5000kmごとに交換するのが目安です。ただしエンジンの温度が上がりやすくて劣化してしまう長距離乗りの車や、エンジンの温度が低いままで劣化を迎えてしまうチョイ乗りの車の場合は、メーカーの指定時期よりも早めにオイル交換をすることをお勧めします。オイル交換をする場所はガソリンスタンドなどが挙げられますが、メーカーのディーラーや町の整備工場でも気軽に請け負ってくれます。信頼できる修理屋さんがいるならそこでお願いしましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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