車のエンジンオイルの種類と品質・粘度の規格について

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ガソリン車用(オイル交換) [2018.08.29 UP]

車のエンジンオイルの種類と品質・粘度の規格について

エンジンオイルはエンジン内を潤滑して摩耗からエンジンを守ったり、汚れを吸着するという役割を持っています。エンジンオイルはガソリンと違いたくさんの種類が存在し、使用するオイルは車種によって変わってきます。エンジンオイルにはどのような種類があるのでしょうか?

エンジンオイルの製法による分類

エンジンオイルはその製法によって、まず3つのベースオイルが存在します。ベースオイルとはエンジンオイルとして使用される事を前提としたオイルの事で、「化学合成油」「部分合成油」「鉱物油」に分類されます。これらのベースオイルに添加剤をプラスしたものが「エンジンオイルとなります」

「化学合成油ベース」
潤滑に最適なオイルを分子化して化学的に合成したオイルです。エンジンの洗浄と環境を考えた添加剤を合成させたオイルは安定した高性能オイルとなります。高性能であることに比例して値段が高い事が難点です。

「部分合成油ベース」
鉱物油に化学合成油もしくは水素化精製油を20%~30%混合したオイルで、パートシンセティックまたはシンセティックテクノロジーと呼びます。性能もそこそこですが、耐熱性能などは化学合成油には及びません。

「鉱物油ベース」
原油から不純物を取り除いて精製したオイルで、他2種に比べて経済的なのが特徴です。ただ劣化が早く酸化しやすいため、場合によっては粗悪品オイルに当たってしまう場合もあります。とにかく安いオイルを、という方にはおすすめです。

エンジンオイルの品質と粘度の規格について

製法の分類の他に、エンジンオイルは「品質の規格」と「粘度の規格」に分類されます。品質の規格は「API規格」と「ILSAC規格」に分類され、粘度の規格は「SAE規格」と呼ばれています。

エンジンオイルの規格

「API規格」…アメリカ石油協会が定めたエンジンオイルの品質を定めた規格の事です。通称ドーナツマークと言われ、ガソリンエンジン用オイルならSA~SNまでのグレードに分けられています。

「ILSAC規格」…国際潤滑油標準化認定委員会がAPI規格のSH以上のグレードを元に省燃費性を定めた規格を指し、通称スターバーストマークと呼ばれています。

粘度の規格

「SAE規格」…機械関連の専門家を会員とするアメリカの非営利団体のことです。自動車を含む「機械で動くすべての乗り物」関する標準化機構であり、オイルの規格もその一つで「アメリカ自動車技術者協会」としてオイルの粘度を定めた規格として普及しています。

まるで暗号?オイルに記された記号の謎

エンジンオイルの容器には例えば「10W-30」や「5W-30」などの記号が記されています。エンジンオイルの事を全く知らなければ謎の記号ですが、これにはきちんと意味があるのです。

「10W-30」
こちらの記号を解説すると、まず先頭の数字「10」が低温時の粘度を指します。そのあとの「W」はWinterの略、後ろの30は高温時の粘度となります。この場合、低温時というのは車が始動する時の目安、高温時というのは油膜保持性の目安を指します。つまりこのオイルは「冬場などの低温時の粘度は10で高温時の粘度は30」という事になります。低温時の数字は低いほど粘度が低く、低温で固まりにくい特性があります。高温時の数字は大きいほど粘度が高く、数字が高いほどオイルが固くなります。この数値は高ければいい、低ければいい、ではなく、例えば低粘度の場合は始動性はいいがエンジンの保護性能が弱いなどがあり、高粘度の場合は高温でもエンジンをしっかり保護する代わりに、燃費が悪いなどそれぞれにメリットデメリットが存在します。自分の車の特性を知った上で、正しいオイル選びをしないとエンジントラブルの原因となるので注意しましょう。

グーネットピット編集部

ライタープロフィール

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車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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