故障・修理
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

車のシフトレバーが動かない原因と対処方法

AT車を運転中に、いきなりシフトレバーが動かなくなってしまったら、とても慌ててしまいますよね。でも、もしその原因や対処方法がわかっていれば、パニックに陥るようなことにはならずに済むはずです。そこで今回は、車のシフトレバーが動かなくなる原因と対処方法について解説します。

車のシフトレバーが動かない原因として考えられることは

AT車のシフトレバーには、安全のために電気信号でシフトレバーを動かないようにするシフトロック機能が付いています。シフトレバーを「P」から「D」や「N」などに動かす際、ブレーキを踏まないと動かすことができないという機能です。ブレーキの踏み間違えを防止するための機能ですが、シフトレバーが動かないという不具合は、多くの場合、このシフトロック機能が関係しています。シフトレバーが動かない原因として主に以下の3点が挙げられます。

ブレーキランプ及びヒューズ切れ

また、ブレーキランプやブレーキ系統の回路に問題があると、シフトレバーは動きません。この場合は、原因を探り対策をしないとシフトレバーが動くようになりません。大抵はブレーキランプのヒューズ切れかブレーキランプ切れが原因と思われます。

シフトロックソレノイドの故障

シフトレバーが誤作動しないように制御しているシフトロックソレノイドの故障です。故障するとどのポジションにギアが入っているか、正しい信号が送れないためにロックがかかる仕組みです。この場合は、シフトロックソレノイドの故障を直すことによって、シフトレバーは正常に動くようになります。

電気系統の不具合

電気系統の接触不良などの不具合です。ブレーキランプ回路のカプラーやコネクタ、ハーネスの不良やアースが不安定な場合に起こります。この場合は、不具合を起こしている部分を見つけ、不具合を直す必要があります。

車のシフトレバーが動かなくなった場合の緊急時の対処方法

突然シフトロックがかかってしまい、すぐになんとかしなければならないという場合は、シフトロック解除ボタンを使うことによって、シフトレバーを動かすことができるようになります。緊急時のために、このシフトロック解除ボタンの使い方は覚えておいたほうがいいかもしれません。自動車メーカー、車種によって解除方法やボタンの位置は異なるので、予め車の取扱説明書をチェックしておくと良いでしょう。

そのほかの原因と対処方法

そのほかハンドルロックがかかっているとシフトレバーが動きません。この場合は、ハンドルを動かしてみる、ブレーキペダルを何度か踏み直す、シフトロックボタンを押し直す、シフトレバーを揺すってみるなどして、イグニッションキーを回すことで解除する場合があります。ただし、これでうまく動くようになったとしても、根本原因が解決したかどうかはわかりません。できるだけ早めに、整備工場やディーラーに持ち込んで、しっかりと原因を特定して対処するようにしてください。他にもシフトロック機能がまったく関係していない、シフトレバー自体の不具合が原因ということも稀にあります。この場合は、ディーラーなどでシフトレバーを修理するか交換することになります。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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