カーナビの液晶が割れた場合の修理について

カーナビは見やすい液晶画面が特徴ですが、液晶画面の欠点は「割れてしまうこと」にあります。割れた液晶画面では道路の状況が正しく判断できません。カーナビの液晶画面が割れた時の修理方法について紹介していきます。

この記事の目次

1. カーナビの液晶はなぜ割れるのか
2. カーナビの液晶が割れた場合、自分で修理できるのか
3. 液晶割れの修理をプロに依頼するには

カーナビの液晶はなぜ割れるのか

カーナビに限らずタブレットやノートパソコンなどでも「液晶割れ」という言葉を良く耳にします。液晶画面は、液体と固体の中間状態である液晶という物質を、偏光フィルターやガラス基板などで何層にも重ねた構造になっています。そのため、何かの衝撃を与えてしまうとそれが割れて液晶が漏れてしまいます。これが液晶割れの正体です。カーナビの液晶が割れる原因としては、車に何か大きな荷物を積み込んだ時に液晶画面に当たってしまった、子供が投げたおもちゃが当たってしまった、というようなことが挙げられます。種類によっては液晶画面が弱い機種もあるので、少し衝撃が加わっただけで割れてしまった、というケースもあるようです。

液晶画面が割れてしまった場合、割れた箇所だけを直すということはできません。割れた箇所は小さくても放置しておけば徐々に故障範囲は広がり、ハード面まで影響する恐れがあります。液晶画面が割れた場合は、画面そのものを取り替える必要があると言えます。予算を抑えるために自分で直したいと考える人もいるかと思いますが、液晶画面はDIY用の部品として個人で入手することは難しく、素人では自力の修理はほぼ不可能と言っても過言ではありません。液晶画面が割れた場合は、専門家に修理を依頼するか、新しいものに買い替えた方が無難と言えるでしょう。

カーナビの液晶割れの修理を依頼するには、カーナビを車両から外して、修理店やカーナビを購入した専門店などに直接持ち込むか、メーカーに郵送等で送ることになります。自分で取外しや取付ができない場合は修理店で対応してくれますが、カーナビの修理代とは別に脱着工賃がかかる場合がほとんどですので、注意が必要です。液晶の破損状態によって液晶画面の修理で済むのか、液晶画面以外の部品交換もする必要があるかによって、費用は変わってきます。一度見積もりを出してもらい、修理費用がかさむようであれば、カーナビ自体を新品に買い替えるという選択肢もありますので、慎重に検討するようにしましょう。