- エンジン始動不良修理
- ダイハツ ムーヴ
- 作業時間:30分
2023年12月25日 20:32ダイハツ ムーブ エンジン始動不良修理 L175S / トラブル原因探求もお任せ下さい!
ダイハツ ムーブ L175S のエンジン始動不良のご紹介です。
ご近所にお住まいのお客様より、鍵はキーレスで開くものの、押し込んで回すタイプのキー部分が何をやっても回らないというヘルプのご連絡でした。
エンジン始動しない上に、お車の駐車位置の関係で積載車での搬送も難しく、現地へご訪問しての原因探求となりました。
ご訪問時にはたまたまエンジン始動が1度出来ましたが、その後エンジン停止後に再始動しようとすると、お客様からお伺いした症状が再発しました。
状況的にはキーレスで鍵は開き、バッテリー電圧が若干低いものの問題ないレベルで、1度始動した際のセルモーターの動きも問題なさそう、かつステアリングロックが原因でキーが回せない状況ではなく、どうもイモビライザー系統の不具合のようでした。
この年代のダイハツ車は稀にイモビライザーのコンピューターが故障することがあるので、コンピューターの故障を疑いましたが、色々調べていくとキーレスのバッテリーが怪しい雰囲気だったので、点検を進めていくことになりました。
キーレスを分解して、ボタン電池の点検を行います。
この年代のダイハツ系のキーレスは精密ドライバーが必要です。
ボタン電池自体は、よくあるCR2032ですね。
ボタン電池自体を新品に換えれば済む話ではありますが、症状的にちゃんと原因探求を行った上で障害切り分けを行いたかったため、電圧も測定します。
このボタン電池は3V規格ですが、測定すると3Vを下回ってしまっています。
元々のボタン電池の電圧が規定値を下回っていたため、新品のボタン電池を手配し、交換します。
ちなみに、交換後のボタン電池自体は7&iホールディングス販売のものですが、メーカーは村田製作所製の物をチョイスしました。
ボタン電池もメーカーや規格が意外と色々あるので、実は奥が深いのです…
交換時に新品のボタン電池の電圧を測定すると、3.25Vありますのでこの段階ではキーレスのバッテリー劣化が非常に疑わしい結果となりました。
交換を行った後に何度かエンジン始動を行いましたが、無事に症状は再発ないことが確認できました!
早朝の寒い時間帯になりやすいというお話もあり、原因がパッとしないのが本音でしたが安価に解決することが出来たので、お客様にも非常に喜んで頂けました。
ただキーレスのバッテリーを交換するだけあれば、少し詳しい方なら誰でも出来ます。
しかしながら、それで直っただけでは原因探求が出来ていないため、不特定な外的要因で再発する可能性も考えられます。
弊社では、こう言った小さい事でも原因をしっかり調べてお客様に安心して頂けるサービスを心掛けております!
この度はご用命ありがとうございました!
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成20年 | メーカー・ブランド | ダイハツ |
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車種 | ムーヴ | 型式 | DBA-L175S |