ポルシェ カイエン 958　エンジンECU水没故障 DME水没　通信不能　DME修理 交換　中古DMEクローン　BOSCH MED17.1.6　ECU修理　クローン　コンピューター診断　八千代市｜車検・点検・修理のグーネットピット

ポルシェ 958カイエン　
DME（エンジンECU）が水没故障してしまったとのことで業者様よりご相談を頂きました。

958カイエンではよくあるDME水没故障ですが・・
今回もコンピューター診断機でDMEと通信が出来ない状況のようでした・・



かなり遠方からのご相談だった為、単体でDMEコントロールユニットのみを当店に送って頂き、修理、クローンを挑戦する流れとなりました。

↑ 左：中古DME、右：水没故障したDME

DMEコントロールユニット：
　ボッシュ製 　MED17.1.6　03H906023A





まずは故障DME、開封の儀。

故障したDMEを色々な方法で通信を試みましたが・・・

通信エラー・・
BENCH接続やBOOT接続、BDM接続でも通信に失敗・・。

このように診断機や様々なFLASHツールで通信が出来ない場合が一番厄介です。



そうなると、まずは通信できるように基板をゴニョゴニョしなければなりません。







これまでの経験を活かし、基盤、PCBボードとの闘いが始まります！

DME内部にはかなり水が浸入しておりました。







マイクロスコープ等を使い基板の不良個所の特定、修正を行います。

数日間つきっきりで格闘。






修正不可能な箇所はBOOTスティックにてジャンパー接続し、何度目かの通信を試みます！

通信成功！！




無事、通信が出来たので、
故障DMEからオリジナルデータを抜き出します。

オリジナルデータの確認後、
中古DMEからのデータをサクッと抜き出し保存。

２つのDMEデータを複合させたクローン用データを生成し、中古DMEへクローン用データの書込みを行い 作業完了です！





↓データクローンを行った中古DME

ご依頼頂いた業者様にDMEを送り返し、
その後「無事にエンジン始動が出来た」とご連絡があり、ホッと一安心。

またまた勉強させて頂いた事例でした。




この度は数ある中から当店をご利用頂き誠に有難うございます。
今後とも当店を宜しくお願いいたします！





※※※
現在、当店の作業状況が大変ひっ迫しており、メールでのお問い合わせ回答が間に合っておりません。
大変ご不便をお掛けいたしますが、当店へお問い合わせの際は可能な限りお電話にてご相談頂けますと幸いです。
※※※




他、
当店では同業者様向けにメーカー系コンピューター診断機の制作販売も行っております。
予算に応じてプランを調整いたします。
お気軽にお問合せくださいませ。

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