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2021年11月01日 17:15フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント TSIトレンドライン 右ドライブシャフトアウターブーツ交換
今回は平成20年式 1KCAX型 フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント TSIトレンドラインのご入庫になります。
ゴルフにワゴンモデルが設定されたのは、二度目のフルモデルチェンジを迎えたゴルフ3からでした。その後ゴルフ5にてワゴンモデルの名称はゴルフワゴンからゴルフヴァリアントに変更されますが、今回の車両はその最初のヴァリアントにあたるモデルです。
このゴルフ5ヴァリアントは、本流であるハッチバックがボディパネルを大幅に一新しゴルフ6にモデルチェンジしてからもゴルフ5のまま2013年まで販売され続けたという少々奇妙な経歴を持っています。09年のビッグマイナーチェンジでゴルフ6風の外装にフェイスリフトを受けている為非常に紛らわしいのですが、ゴルフ6のヴァリアントは厳密には存在せず、ヴァリアントのフルモデルチェンジはプラットフォームが一新されたゴルフ7の登場まで待たれることになりました。
こちらはフェイスリフト前のモデルなので、一目でゴルフ5と分かる見た目をしていますね。
…とはいえ本流のゴルフ6もプラットフォームはゴルフ5からのキャリーオーバーなわけで、フルモデルチェンジとビッグマイナーチェンジの線引きは一体どこにあるのか悩ましいところです。事実、ゴルフ6の日本における車両型式にはグレードによっては先代と共通のものが存在します。
この辺りは、Z34の型式のまま発売されると噂される日産の新型フェアレディZに関しても思うところであります。
…例によって大幅に脱線したところで、今回の本題に入っていきます。
今回は右フロントドライブシャフトのアウターブーツ交換です。
パッと見ただけではグリスが滲んだだけに見えますが、ご覧の通り内側のバンドの横で一周綺麗に裂けてしまっています。
国産車のドライブシャフトでは大概ドライブシャフト側のスプラインがオスになっておりデフサイドにサクッと刺さっておりますが、こちらのお車はシャフト側がメスでデフサイドからスプラインがぴょこっと飛び出ております。
ドライブシャフトを抜いてもミッションオイルが抜けてこないのは有難いですが、国産車みたいに簡単には抜けてくれずなかなかパワーが要ります…
アウター側の等速ジョイントを引っこ抜いて切れたブーツを外し、古いグリスを洗い流します。
ジョイントはシャフト本体側のスプラインに付いたスナップリングで抜け止めされており、ハンマーで叩けば抜くことができますが、この際アウターレースではなくインナーレースを叩かないとジョイントを破壊してしまうので注意です。
新品ブーツをシャフト本体に通し、等速ジョイントを新しいグリスでグリスアップしたらシャフト本体に叩き込んで、ブーツをバンドで固定します。
組みあがったシャフトを木っ端等でデフ側に叩き入れ、足回りも元通りに組み上げます。
最後にアウター側のセンターのボルトを規定トルクで締め、作業完了です。
対象車両情報
| 初年度登録年月 | 平成20年 | メーカー・ブランド | フォルクスワーゲン |
|---|---|---|---|
| 車種 | ゴルフヴァリアント | グレード | TSI トレンドライン |
| 型式 | ABA-1KCAX |
