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2021年10月30日 11:05スバル レガシィ 3.0R フロントロワアーム&ドライブシャフトインナーブーツ・ブレーキパッド&ローター交換
今回は平成19年式 BPE型 スバル レガシィ 3.0R スペックBのご入庫になります。
レガシィとしては4代目に当たるBL/BP系に設定された3.0Rは、先代であるBH型のランカスター6で初搭載された3リッター自然吸気の水平対向6気筒エンジン・EZ30にAVCSと呼ばれる可変バルブリフト機構を加え改良したEZ30-Rを搭載しています。それ以前にもスバルは初代アルシオーネに搭載されたER27やSVXに搭載されたEG33といった大排気量・自然吸気のフラット6を開発していますが、これらは既存の4気筒エンジンに2気筒追加する形で設計されたのに対し、EZ系は当初より6気筒として専用設計を与えられた最初のエンジンでした。
6気筒ならではのスムースな回転フィールと大排気量NAが生み出す自然な立ち上がりのフラットトルクはどちらかといえばツアラー色の濃いモデルと言えますが、そんな中でもこのスペックBはビルシュタイン製スポーツショックや専用のスポーティな外装部品等が奢られた”走り”を意識したバージョンとなっており、発売当初はトランスミッションも6速MTのみの設定でした。今回ご入庫したのは2005年のマイナーチェンジで追加された5速ATのモデルですが、後から追加されたが故か中古市場での流通も少なく、実はMTモデルより希少な車両となっております。
さて、本題に入っていきましょう。
今回はお客様の部品持込でフロントドライブシャフトのインナーブーツ左右とフロントロワアームAssy左右、前後のブレーキローターとフロントブレーキパッドの交換のご依頼でした。
現状確認の為に車両をリフトで上げたところ、右のインナーブーツはバックリと裂けてしまっており、ロワアームのブッシュも亀裂が入ってしまっています。フロントパッドはアウター側がだいぶ減っていました。
フロント周りは替える部品が多いので、ガンガンバラしていっちゃいます。
先代のBE/BH系まではドライブシャフトのディファレンシャルへの結合にスプリングピンを使用していましたが、この型からはオーソドックスなスナップリングタイプになったようです。
折角バラバラにしたので、組む前に飛び散ったグリスを一通り清掃しておきましょう。
インナーブーツを取り外し、トリポートジョイントを分解して古いグリスを洗い流していきます。
清掃が終わったら新しいグリスを封入し組み上げ、新品のブーツをバンドで留めます。
シャフトを差し込む前にスプラインをグリスアップします。
こちらは新品のロワアーム。ボールジョイントも付いてます。
取り付け前にナックル側のボールジョイントのベースを差し込む穴の錆を綺麗に落としましょう。
アームを仮付けしますが、ブッシュのある部分はまだ本締めしません。
スタビリンクも同時に新品に交換。こちらもお客様の持ち込み部品です。
ブレーキパッドはディクセル製のMタイプ(ストリート用低ダスト)を、ローターは同じくディクセル製のSD(スリットディスク)タイプを使用。
新品パッドと取り外したフロントパッドの残量比較。1/4程度まで減ってしまっているのがよく分かります。
ブレーキ取り付け後の写真。リアパッドは交換して間もないとのことで、表面をペーパーで均しての再使用となっております。
ドライブシャフトのスピンドルナットはキチンと規定トルクで締めた後、潰してロックしましょう。
最後にロワアームの本締めです。
車両が浮いたまま締めてしまうと着地時に常にブッシュにストレスが掛かってしまい、ブッシュの寿命が短くなってしまいます。そのため1G下での締め付けが基本ですが、タイヤを付けて着地させてしまえば当然体も工具も入らず締め付けられないため、このようにジャッキと木っ端でアームを持ち上げて本締めをしていきます。
作業後の写真です。
「おしゃれは足元から」と言いますが、スポークの隙間から覗くスリットローターがさり気なく主張して、より引き締まったスポーティな雰囲気を醸し出してますね。
対象車両情報
| 初年度登録年月 | 平成19年 | メーカー・ブランド | スバル |
|---|---|---|---|
| 車種 | レガシィツーリングワゴン | グレード | 3.0RスペックB |
| 型式 | DBA-BPE |
